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今回は、いつも登場してくれるお兄ちゃんのJZX90のデフ交換です
LSDは東名のテクニカル トラックス アドバンスです
そして今回は純正ファイナルを3,7(41:11)から 4,1(41:10)に変更です
セダン的な乗り味でマッタリとしてかったるいので、ガツンと加速するように変更です
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まずはオイルを抜きましょう。
入っていたのはこの間交換したばかりの、ジータルブ85w140です
結構汚れたねぇ・・・
まだ2000キロも走ってないよね?
あっ・・・ 前のオーナーが交換してなかったから古い汚れが落ちたのかな? |
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ベットリとした汚れ・・・と言うか鉄粉
きちんと交換してもこれですからね・・・
皆さんも早めに交換してくださいね
あまりに酷いとギアの破片が出てくることもあります |
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90・100系お決まりのデフマウントの切れです・・・
矢印の所2ヶ所に亀裂が入っています
ここも新品に交換します
今回は純正ね |
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ジェイケイが速やかに降ろしていました
後は矢野サンお願いします!
ハイ!わかりました! |
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デフのカバーを外します
コンコン・・・ パカッ!
純正のトルセンデフです
雪道とかはいいかも知れませんが、ドリフトではハッキリ言って役にたちません
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キャリアを下に傾けてコンコン・・・
ゴロッ・・・
デフが出て来ました
因みに矢印のこれはギアのかみ合いを調整する為のワッシャーです
通称シムと言います
ここの厚み0,03mm前後でかみ合いが変わります |
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ここで重大発表!
ツアラー系で全国的に起きているトラブルの一つがこのリングギアボルトの緩みです
理由は簡単です
純正のデフでは緩み防止のロックプレートが着きますが、社外デフには組込みが出来ません
矢印部に緩まない様にツメがあるの |
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そしてもう一つがボルトが細くて、ネジピッチが細かいのです
因みに上の汚いのはS13系の物
S13が12mm。
トヨタは約10,4mm・・・
因みにスカイライン系は13mmでした
これじゃぁロック剤塗ってもねぇ・・・ |
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とりあえずそんな事言っても始まらないので作業をすすめます
プレスできちんとベアリングを圧入していきます
上下というか左右共に圧入して、ここの準備はOKです |
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お次はキャリアからドライブピニオンを外します
まずはフランジをプーラーを使って外します |
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外れたらここのシールを外します
こういう時にしか交換できないモンね
なるべくシール類は交換します |
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準備が整ったらプレスでシャフトを抜き取ります
まぁ、外すのはそれ程大変ではないんですよ・・・
組むのが大変なんだなぁ・・・ |
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取り外したドライブピニオン。
テーパーベアリングの上にあるのはスペーサーという部品です
これらはもう使わない?のでとりあえずどけておきます
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綺麗に洗浄したキャリアです
本当はこの矢印の部品(ベアリングレース)も再利用したい所ですが、後々トラブルがでる可能性が大きいので、交換します。
とある雑誌を見ていたらファイナル流用の記事が載っていましたが、そこでは見事に使いまわしをしていました・・・
あぁ恐ろしい・・・ だってガラガラ音鳴ったら嫌でしょ? |
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さて、この部品は何でしょうか?
これはヤフオクでゲットした同じトヨタのマークⅡの古いヤツのデフです
これに4,1ファイナルが組み込まれている情報が入ったので、見事にゲットしました
因みに7,5インチ用ではダメです。
8インチ用でないと流用出来ません |
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フタを開けてみました
ただのおっさん車なのでLSDはもちろん入っておりません
古い車の部品でしたが、意外と中身は綺麗でした。
きっときちんとオイル交換してあったのでしょうね |
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今回使う部品はここです!
これを90のキャリアに移植して、加速重視仕様に変更です。
ツアラーはミニサーキットとかですと、ほとんどが2速ばっかりになってしまいます
って言うか3速に入らないっていうか、1・2速がかったるいんですよね・・・
小さいコーナーの立ち上がりは特にキツイんです |
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先ほどの90キャリアと同じ様にフランジを外します
ここはもう使いません |
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プレスで慎重に抜いていきます。
プレスが無いと出来ない作業です |
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ジャジャーン!
外れたピニオンギアです
左が4,1用、 右が3,7用
本当はベアリングも新品にする予定でしたが、状態が非常に良いのと、専用工具が無いとベアリングが外せないので、今回は再利用しました。
その代わり、細心の注意をはらって組み上げる必要があります つづく・・・ |