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エボ7クラッチ交換作業風景


今回はなんと最初の愛車がエボ7というO森君の車のクラッチ交換作業です

はっきり言って大変な作業です・・・

症状としては酷く滑ってはいないものの、ダイレクトにドンッと繋ぐとヌルッと滑るような感じです

でもディーラーで問合わせしたら全く問題ないって言われたそうな・・・
まずはエンジンルーム内のパーツをバンバン外します

この辺りがFRと全く違う所ですね。
でもインプレッサだと殆ど外しませんよ

具体的には、エアクリ・インタークーラーパイピング・バッテリー・シフトケーブル・ミッション&トランスファーの固定ボルト等を外します

まぁ、ここまでは全然楽チンなんですよ
何が大変かと言うと、このトランスファーですよ!!

こいつが外れてくれないと(ズレてくれないと)、エンジンとミッションを固定しているボルトが外れてくれません・・・

固定ボルトを例え全て抜いても、僅かにずれるだけで、メンバーから降りてはくれません・・・

って言うか、エンジン降ろした方が速いんじゃないの?って位作業性悪いです
しかもこのトランスファーを外す為には左右のドライブシャフトを外し、根元に残ったシャフトをスライディングハンマー等で抜き取る必要があります

シャフトの先端にはネジ山がきってありますので、そこにねじ込んで抜き取ります
左側から撮影した図

あっという間に降りている様に見えると思いますが、ミッションマウント3箇所、左右ストラット固定ボルト等を外し、ミッションをミッションジャッキにしっかりと乗せた上、バール等を上手く使って外します。

ここまでやるのに掛かった時間、シルビアだったら2台くらいエンジン降ろせるかな?
ちょっと見にくいと思いますが、こんな感じです

でもJUNさんとかってこれをFR化してるんでしょ?

凄いよねぇ・・・

もうワンオフのオンパレードなんだろうね
ここはクラッチ操作をおこなうフォーク部分です

新品のレリーズベアリングを使い、各部をしっかりと洗浄・グリスアップしてスムーズにクラッチ操作が出来るようにします

茶色くなっているシャフトがミッションに繋がっていく部分です。

この錆を落とし、薄くグリスを塗っておきます
さて、今回装着するのはHKSのLAクラッチです

抜群の操作性が売りのこの商品!

元々ブーストアップ位では結構耐久力のあった純正よりも、確実に能力は上回っているはずです!

HKSのプル式クラッチってあまり良いイメージ無かったんだけど、営業マンが自信を持って良い!って言ってたのでこれをチョイスしました
いわゆるカッパーミックスタイプのディスクに、ダンパーが装着されているので、繋いだ瞬間のドンってのが無く、またミッションに負担を与えません

クラッチASSYは純正比、19%軽量になっています。極端な軽量ではないのでギクシャク感や、ノイズ等もなさそうです。

ウルトラレスポンスは望めないかな?
ディスクのセンター出しをきちんと行い、トルクレンチでキッチリと締めて、準備完了です!

クラッチの右側に見える例のトランスファーがミッションを搭載する時に邪魔になるんだな・・・これが・・・

あとは逆の手順でミッションを固定していきます

外すのは楽?だけど、着けるのはその倍以上に大変なんですよ・・・
無事にミッションの固定が出来、あとは細かい部分の取り付け&締め付け確認です。

そんな作業中にミスターがオイル交換に来てくれました

結構ハードな作業していると、かなりの確立で出没します

ランサーもトランスファーさえなければかなり楽チンなのになぁ・・・

でもここまで約1日半・・・

途中、プル式クラッチのベアリング部の切り離しが上手くいかず、かなりのタイムロスをしてしまった・・・

ディーラーとかはどれ位の速さでやるのかなぁ?
残すはギアオイルを入れて各部の確認で終了♪

あっ・・・ でもマフラー交換もあったんだ。
これまた酷く下回りが錆びていて、もうボルトが完全アウトですよ・・・

ここでもまた大幅タイムロスです・・・

常に素早く確実に行うのをモットーにしている私にはこういう錆びとかが大敵です
柿本のフルメガN1+Revを装着しました。

ノーマルはとてつもなく錆びていました

おそらく東北とかで使われていた車両でしょうね・・・

次は足回り交換を狙っているO森君。

次回もまた宜しくね!