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SR20タービンライン交換作業


今回は以前紹介した事のあるR34にSR20をスワップした車両の修理をする事になりました

その内容はタービンからの水漏れです

社外タコ足にGT-RSタービン仕様ですが、タービンのラインはノーマルでした
御覧の様にSR20です

因みにオーナーのH澤くんは以前S14に乗っていましたが、ボディも古くなってきたこともあって、R34に乗換えを決意。

ベースは2,5のNA車両

どうせなら今まで使っていたエンジンを使ってスワップ出来ないかと車屋に相談し、製作に至ったそうです
リフトで持ち上げて確認しました。

指している所からにじんで緑&白っぽくなっています

タービン交換の車によく見られる光景ですね・・・

交換にはタービンを降ろす必要があるんでちょっと大変です
どうせ交換するのなら耐久性の高い社外品にという事で仲良しのGT-1製のタービンラインキットを使う事に。

ちなみにS13用、S14/15用のラインナップがあり、当店では常に在庫しておりますので、お急ぎの方は是非どうぞいらしてください
うっすらと横にスジがあるのがお解りになりますか?

ほんのちょっとのクラックです

でもこのクラックで最悪の場合オーバーヒートしてエンジンブローなんて事も有り得ますからね・・・

当店ではほとんどのお客様の車に予防対策として取り付けをしております
ちょっとレイアウトが変更になります

S14から水のIN側はクランク角センサー横から取り出すように変更されています

そしてこの取付け角度は純正はこの様になっております
GT-1製は熱の影響を受け難くするため、多少長めの設計になっております

上の写真に比べていただければお解りになると思いますが、下方向に取り回しを変更しています

こういう作業性のいい所が我々にとってはとても嬉しいです♪
オイルのIN側です
もちろん純正でもポン付けでも対応しております

因みにビッグタービン(GT30シリーズとかT88とか)はタービンの冷却は行っておりません。

本当か嘘かわかりませんが、タービンを冷却するぶん、水温があがるので水温を気にする車は配管をしないとか

結構ビミョーな判断だよね・・・?
御覧の様に取り付けが終わり、エンジンへドッキングです。

たかが配管と思うかもしれませんが、たったこれだけの作業でタービンを降ろすのはちょっとねぇ・・・

もうちょっと作業性良ければいいのに

まぁFDより楽チンかぁ・・・
LLC・OIL等を入れてエンジン始動!

ブォオオオオン バババババ・・・・

んっ!?

バババ???

排気漏れか?

熱いタコ足に恐る恐る手をかざすとナント集合部から排気漏れが!!!
てっきり水漏れだけかと思いきや、排気漏れもじゃぁないですか!

お客さんも気づかなかったみたい・・・

因みに外して確認したらナントこんな所から漏れているではないですか!

っていうかここ元々溶接してないんじゃないの?
あえてメーカーは伏せておきますが、やはりお値段の安いのは気をつけた方がいいですね・・・
それで今回交換するのはTOMEI製のエクスプリームです

パイプ厚2mmの非等長タイプです

因みにHKSは3mm等長です

今までの経験からいくと、ステンレスタコ足はまず割れます!
ですからきっとこれも割れると思います

でもなるべく割れ対策をしている商品を当店ではお薦めしています
TOMEIは非等長の方が優位性があると唱えております

クラック防止のステーも付いております

出来ればエンジンブロックとタービンを繋いで固定するステーとかあればより良いのですがね

付属の耐熱バンテージを巻きつけます

チクチクするので熱いのですが長袖のジェイケイです
後は元通り組み上げて終了です。

無事に排気漏れも、水漏れもなおりました

タコ足が割れる前にステーを見つけておかないとね!

だってここにフロントパイプから先の物全て付いて振動で揺れたりしますからね・・・