HOME >RB25 AACバルブ清掃作業風景

RB25 AACバルブ清掃作業風景


今回は、最近やたらと多く感じる?R33スカイラインにお乗りのHさんからの依頼で、アイドリングの不調を直す事になりました

日産車に限らず、走行距離が増えてくると、各部が汚れたり壊れたりしますよね?

日産車は指で指している部分のAACバルブが汚れたり詰まったりする事でアイドリング不調になります
ちょっと見難くて外しづらいボルト3本と2ヶ所のカプラーを外し、ゴムのジョイントホース2本を抜けば取り外しが出来ます

具体的な不調具合は、ハンチング(回転が落ち着かず、上下を繰り返す)したり、信号で止まろうとして止まる直前でクラッチを切った時に、そのままエンジンがストールしてしまう等の症状があります
部品の交換が1番望ましいのですが、まずは清掃して様子を見てみます

赤いパッキンの奥にバルブが付いていて、そこでエアーの流れを調整して、アイドリングをコントロールしているのです
表から見ても、何が破損しているとかは全くわかりません

ゴムホースとかに亀裂もありませんでした
アイドル調整用のスクリューを外した所

ここを締め込んでいくとアイドリングが下がり、開けていくと上がっていきます

ただしここはキチンとした調整方法があって、本来ならばAACバルブの開度調整等をキチンと行う必要があります

もし極端にアイドリングが低かったり高かったりした場合はここを調整してみてください
奥に入っているバルブ(スプリングに覆われている)や周辺の通路(エアーの通気する所)に真っ黒いカーボンが付着しております

バルブ自体の固着等はありませんでした

先程はずしたスクリューにはベッタリとしたカーボンが付着しておりました
ワコーズのブレーキクリーナーを使って汚れを落としていきます

ノズルの勢いだけでは取れないところはウエスやティッシュ、綿棒などを使って落としていきます
電気的にコントロールしているバルブも固着しているおそれがあるため、こちらも分解して清掃します

エアガンやブレーキクリーナーを更に使って汚れを落としていきます

下に落ちてくるクリーナー液が真っ黒です・・・

だいぶ綺麗になってきました

スプリング部もだいぶ綺麗になりましたよ

他の通路もほとんど綺麗になった!
指先でスプリングをクルクル回して綺麗にしていきます

更にバルブの傘部も綺麗にして、密閉不良等しないようにしていきます

後はパッキンを新品にして元通りにしていけば清掃は終了です。

ついでだったのでエアクリーナーとエアフロの洗浄もしました

結果報告! ビシッと安定してストールもなくなりました~♪ やったね♪