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FD3S ブリーザータンク取り付け


今回は常連のK君のFDです

以前から気になっていたラジエーター液の純正エア抜きタンクがそろそろダメそうなので、丈夫な金属製の物への変更と一緒に、LLC全交換、エンジン・ミッション・デフのオイル交換をおこないます
値段も安く造りも綺麗なトラストのブリーザータンクです

これを付けるとどうしても発生してしまいがちなLLC内の気泡を取り除く事ができ、水温の上昇を抑えてくれます
説明書に記載されている配管図です

元々FDには付いているのですが、プラスチックで出来ている為、古くなってくるとクラックが入って水漏れを起こします

新品時は艶のある黒色ですが、だんだん色褪せてきて薄緑色っぽくなってきます

そうなると割れてくるのも時間の問題です
HKSのVシステムインタークーラーが目立つエンジンルームです

ノーマルタービン常時ツイン、レーシングサクションにちょっと訳あってサイドポートエンジンを載せてあります

因みに→の所に、HKSのステーに純正タンクは固定されています
使用するHKSのプロオイルです

ミッション・デフにはドレンボルトを、超強力ネオジム磁石を用いた鉄粉除去ボルトを使用します
カーボンLSDのため、こんなに真っ黒なオイルが出てきます

以前、メーカー側の設計の問題でデフを壊した事が連続して起きましたが、一応対策ディスク?なる物を使用して組んでからは、問題は出ておりません

でもこの色見ると不安になるよね
さっきのボルトです

いくら強力に鉄粉を除去できるといっても、交換のたびにたくさん鉄粉が着いてきたら気が引けちゃうよね・・・

これつけても着いてこないのが理想です
ミッションには信頼のオメガ690を使用していますので、いつ抜いても綺麗な赤色で出てきます

オイルの性能が下がってきていても、ギアの歯を守る性能は落ちていないようですね

因みにFDもFCも本来は左側のドレンを抜いての交換ですが、当店では後ろ側からも抜きます

入れる時も前後開けて、しっかり適量を入れるようにしています
結構FDはLLCが汚れているのが多いです

ヒーターコア内もしっかり洗浄し、エンジンのドレンからもキッチリLLCを抜いて洗浄します

純正タンクにはありませんが、トラストのには更にエアを抜けやすくするニップルがありますので、そこに三つ又を用いて配管します
スペース的に厳しいですが、何とか干渉せずに付きました

なるべく高い位置に設置した方が好ましいのですが、この車両の場合、ここがベストでした
スロットルボディに付いているサーモワックスに配管されるラインが1番高い位置になります

通常のLLC交換の時もここを外してエア抜きを行います

ここを抜かないと規定量まで入りません

そしてここに3三つ又を付けて配管します
それではエンジン始動です

純正と違い、クリアホースなのでエアの動きが良く見えて凄くいいです♪

最初は凄くエアが噛んでいましたが、だんだんと少なくなってきましたよ
でも30分以上付きっきりで、エアチェックをしました

暖房を全開にしてとにかく細かいエアが無くなるのを確認するまでチェックします

しばらくして完璧にエアがなくなることを確認できました
一旦冷やして、再度エアの確認をします

やはり多少出てきました

ホース内に付着したエアはホースを指で弾くと流れて消えていきました

かなり暑い日でしたが、パワーFC読みで85℃位で落ち着いてくれているので、具合良さそうです