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ハイエース ローダウン


今回はハイエース200系のローダウンです

車種問わず何でも出来る限り対応していますので、ご相談があればいつでも来店してくださいね

ハイエースなどは、フロントにコイル式サスは使用していません

トーションバーっていう棒があります

そのバー自体がねじれ棒になっていてねじれる事によってバネ効果を出しています

そのバーを固定しているボルトに細工をすると車高を調整出来るんです

因みにフロントです
こちらはリアです

ハイエースは本来貨物用の車なので、リアにリーフ式サスを使用しています

良くトラックに使っている板バネの事です

そのリーフとリアのホーシングを固定している所にブロックをかまして車高を下げるんです
フロント 調整前約760mmです

左右共に実際の寸法を測って、そして確認しながら調整します
リアは約780mmでした

さぁそれで始めます
今回使用したのはプロット製の40mmダウンブロックと、ローダウン用バンプラバーです

バンプラバーとは、イッパイ荷物を積んだ時とかにフルバンプしてショックにダメージを与えない役目をしたりしています

ただしローダウンすると、すぐに純正の物ではガツガツ当たってしまうので、薄いタイプに変更するんです
まずはこの様にボディをリフトアップします

そうすると足回り一式がダラ~ンと下がってきます

次はリーフとホーシングを固定しているブラケットを取り外します

インパクトでビュビューンと外します

ホーシングにかかっているU字ボルトも外します
今度はホーシング中央部分のデフの所にジャッキをかけて、ジャッキを上げていきます

そうするとこんな感じにホーシングが上に上がって行きます

つまりリーフの位置は全く変わっていないのですが、ホーシングだけが上に上がるのです。
上がるって事は、フェンダーとの隙間が無くなるでしょ?
こういう構造なんですよ
上の↑に位置決めの突起があります

そしてこのダウンブロックにも穴と突起があります

そこをピタリと合わせてゆっくりとジャッキを降ろしていきます
ブロックを挟む事で短くなってしまったボルトを付属のボルトに代えて使用します
こんな感じにね

そしてボルト位置もきれいにセットして先ほど外したブラケットと共締めします

これを左右確実に行います
これが純正バンプラバーです

この写真はリフトアップしているからこれだけ隙間があるけど、降ろしたらホーシングとの隙間がなくなっちゃうんですよ

しかも純正のはプラスチックみたいに硬いから、ガツン!って衝撃くるんです
それをクッション性のよい短めの物に変更します

取り付けはボルトで止まっているだけです
こんな感じです

明らかにノーマルよりかはスペースがありますよね?

これでリアは終了です
今度はフロントです

26510 Lって書いてある棒がトーションバーです

画面の右方向がフロントになります

ここに付いているシルバーのボルトがあるでしょ?

ここの長さを調整するとねじれが弱くなったり強くなったりするんです
ここはかなり硬くしまっています

たっぷりと潤滑剤をスプレーして緩めます
ボルト先端の長さが違うの分かるかな?

思い切って20mmくらい緩めてみました
そして車高確認したら、かなり下がってしまったので、再調整です

実際に40mmブロックを使用しても、実測では35mm位の変化でした

ですのでフロントも同じ位のダウン量にする為に、なんども調整していきます
実際に調整したら16mm位緩めた所が約35mm位落ちる所でした

あまり落としすぎるとバネレートが極端に落ちてしまい、ピョンピョン跳ねてしまって乗心地が凄く悪くなります

最後にしっかりと締めて固定します
下に垂れ下がっているのがロアアームです

これもリフトアップしているからこうなっていますが、降ろしたらやはりバンプラバーの隙間がなくなります

なのでフロントも交換します
これも吸収性の良さそうなバンプラバーです

純正の2/3位の厚さです
こんな感じになりました

これ位のローダウンならそれほどガツガツすることは無いと思いますよ
コンセプトは大人のローダウンです

やりすぎのシャコタンだと跳ねちゃいますからね

タイヤが純正よりも大きめの物なので、フェンダーとのクリアランスも程よく少なく出来てかなり良いのでは?
リアもコンセプト通りほど良く落ちてよかったです

因みにリアのブロックはそのままでは車検に通りません

なぜなら合法なのは、コイル式サスペンションのみだからです。

ブロックやエアサスは申請が必要なんですよ