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ER34 エンジン不調修理 


今回は当ホームページを見て来ていただいたER34のWさんです

最近になって突然エンジンが吹け上がらなくなってしまう事が頻繁に出てしまい、どうにか直して欲しいとの事。

エンジンはRB25ターボのNEO6です

冷えている時は問題ないらしいですが、水温が高まってくると特に不調になるそうです
マフラー以外は全くのノーマルです

温まると不調っていうと、良くあるのがイグナイター不調がありますが、NEO6はイグナイターとコイルが一体のモデル。

特にこのダイレクトイグニッションが壊れるんですよね

多分それが原因じゃないでしょうか?

他にエアフロってのも考えられます
不調になるのを確認してから、自己診断カプラーにブリッツのモニターを付けてチェックしてみました。

便利な故障診断をしてみましたが、エラーコードが出ません
各種データーを見ても異常な数値は見られないし・・・

まずはエアフロのチェックから。
たまたま私のステージアの部品があったので、交換してみました
でも全く変化なしでした・・・

次にECU(コンピューター)も交換です

これだけ不調(本当に2000以上は吹けない)だと、何かECUに記録しているんじゃないかと思って交換してみましたが、全く変わりません

これもステージアから拝借してきました

基本は良い圧縮・良い点火・良い混合気です

こうなったら燃圧が原因か?

故障診断が出てこないからこういう時に困っちゃうんですよね

ポンプ不良で燃圧が落ちているのではないでしょうか?
んで燃圧計を付けてチェックです

イニシャル燃圧のチェックなのでプレッシャーレギュレーターに繋がるバキュームホースを塞いでチェックします

ここだここだ♪

ここ外して負圧が掛からないようにしてチェックです

さてそれではエンジン始動です
あれ・・・

これでみると2,7位?

やっぱこれか!?

でも軽くレーシングすると3キロまで上がるし・・・

んっ???

外したホース間違っているか?
間違っていました・・・

正しいのはこっちです

改めてエンジン始動・・・
3キロです♪

問題ないですね・・・

もちろん今この状態で吹け上がらない状態です

んじゃ何なのよ!!!
じゃあプラグかい!?

オーナーさんも全く交換していなかったという事で、念のために交換しました

サーキット走るわけではないので、普通のイリジウムタイプの物です
プラグの電極先端は丸くなっていて、かなり消耗していました

でもね、きっとこれが原因じゃないと思うんです・・・

だって冷えている時は普通なんですよ・・・

温まってから全てのプラグやコイルが異常になるなんて考えられないしね

やっぱり変わりませんでした・・・
まさかまさかコイルって事はないと思うんですけど、ここまでやったら後に引けないじゃないですか!

こうなったら部品の移植しかありません

昔ね、どうしても原因が分からない事があてディーラーに依頼した事があったんです

でも、新品部品を発注して、ひとつひとつシラミツブシにやって行くしかないと言われて嫌な思いした事があるんです
結局問題無い所まで買わされて、結局高い請求されて最終的には分かりませんでした・・・と来ましたからね

まぁ、たまたま部品が共通の車体があったんで、地道に移植していくしかありません

でもね、このエンジンってコイルやプラグの交換が本当に面倒なんですよ

因みに私のは社外品です
だけどやっぱり変化なしです  あぁ
あとはどこよ!?

エアフロ換えてもダメ、ECUもダメ、コイルもダメ、燃圧問題なし、プラグは新品、あとはハーネスの断線とかインジェクターの不良か?

でも断線ならエラーが確実に出るでしょ?

インジェクターなら全てがダメってのもおかしいし・・・
ん~っ・・・残す所はクラセンか?