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ソアラ キャリパー塗装


今回はソアラにお乗りの綺麗なお姉さまからのご依頼で、キャリパー&ローターの塗装をする事になりました♪

実は昔、同じ型のソアラに私も乗っていました!

デビューして17年!?も経っている様には到底見えないデザインで、やっぱりカッコいいです

それにしても凄くコンディションの良い車両です♪
この汚い(失礼!)なブレーキを綺麗にして欲しいとの依頼です。

うーん・・・確かに汚いな・・・

お客様の持参してくださった雑誌を参考に、キャリパーをブルメタに、ローターをシルバーメタリックに仕上げて欲しいとの事です。

さぁどこまで綺麗になるか!?
御覧の様にローターには錆がビッシリ付いています!

通常はこの錆を綺麗に除去してからの塗装ですが、今回は新品のローターを装着する事になりました

意外と安易に考えがちなブレーキ塗装ですが、この下地処理がズサンですと、決して綺麗な仕上りにはなりません

ローター&キャリパーを徹底的に洗浄する事から始めます
素人作業ですと、装着したままの塗装ですが、きちんと分解してからの塗装です。

ブレーキホースをキャリパーから外します。 するともちろんフルードは溢れてきますよね?

そのまま放っておくとマスターシリンダーやABSユニットにエアが混入してしまい、エア抜きの作業が困難になりますので、ちょっとした工夫をして液漏れを止めます。
キャリパー本体が外れました!

続いてブラケットとパッドを外していきます。

やはり分解しないと隅々まで塗装する事は不可能です!

外側だけチョチョッと塗装する訳にはいきません

御覧の様にキャリパーASSYが外れました。

錆錆のローターはキャリパー塗装が終了するまで、しばらく放置プレイです

と言うのも、車を移動する為に一度ホイールを装着する必要がある為です

汚れ、錆、下地処理、脱脂、塗装をするのに最低でも二日は掛かります
御覧いただいているのはリア側の部品です。

作業自体はフロントと大差ありません。

細かい部品もありますので、きちんと保管が必要です。


続いてフロントキャリパー側面の処理です。
何の為にやっているのかと言うと、側面に文字を入れたいと言うオーナーの要望の為です。側面をフラットにしてステッカーを貼り、綺麗にカッコ良く仕上げる為です。

まずはサンダーで表面のスを取って、その後、ペーパー等で、鏡面に近いような状態まで仕上げます

同じくリア側も加工を施します
ジャジャジャーン!!

いきなり飛んでしまいましたが、塗装後の部品たちです♪

見てください!この輝くようなブルメタになったキャリパーを!!

ローターもメタリックシルバーに塗装したので超綺麗です♪

きちんと下地処理してありますので色が綺麗に仕上がっています
御覧の様にSOARERと文字が書かれております。

お客様の整備手帳に記載されていたのをスキャナーで取り込んで、更にキャリパーのサイズ、アール(曲面)に合わせてカッティングシールを用意!

それを表面処理した側面に貼り、シルバーメタリックで塗装しました。

もちろんクリア塗装もしてありますので艶があってとてもきれいです
さて綺麗に仕上がったキャリパー&ローターの取り付けです。

装着時に傷を着けない様に注意をはらいながらの作業です。

この寂しい姿が嘘のように綺麗になる直前の姿です
どうですか!?綺麗でしょ???

上の画像と見比べて下さいよ!

生身の女性ではどんなに化粧して化けても、さすがにここまでは綺麗に変化することは不可能でしょう!?

取付時にはスムーズなブレーキ作動が出来るように、グリスアップや洗浄をしてありますので、ブレーキの効きも向上する事でしょう♪
拡大画像を用意してあります
同じくリア側です。
ステッカーを貼る部分が狭く、更に曲面になっていたので、上手くいくか少し不安でしたが、上手くいきました!♪

ドラムインディスクタイプのローターですので、サイドブレーキの調整が必要です。
後はブレーキフルードのエア抜きをきっちり行って、ホイールを着けて作業終了でーす♪

拡大画像を用意してあります
ホイールの隙間から見える綺麗にお化粧されたキャリパーちゃんです♪
メッキホイールとの相性もバッチリですね!
ここまでの作業でおおよそ10万円位です。ローター前後新品、ブレーキフルード、ステッカー、塗装代金、キャリパー研磨、作業工賃です。

因みに他社ですと塗装だけ(もちろん工賃無しで)で8万以上です・・・これでも結構安く仕上がってるんですよ♪