HOME >JZX110電スロ ダイレクト加工 最終章

JZX110電スロ ダイレクト加工 最終章


大地震で国内中がごった返しています

被害にあわれた方、とても残念です

僅かですが募金をさせていただきました

でもこんな時だからこそ頑張って仕事しなきゃね!

ちなみにウチで働いていたK村は、もろに石巻です・・・心配でしたが連絡ついて無事を確認とれました
さて作業内容は、前回までは一つのバルブでアイドルアップさせていましたが、もう少し回転を上げたいのでバルブをもう一つ追加する事です

さらに、電動ファンコントローラーを流用して、低水温時は2つのバルブで、高水温には一つでコントロールするように制御したいと思います

アイドルアップバルブをこの様に並列にして溶接しました
エーモンの5極リレーを2つ用意しました

普通の4極だと今回の制御に使えないのです
これはビリオンのVFCⅡという今はもう生産終了品です

持ち方が逆でしたね・・・

右のダイヤルが設定した温度になるとファンが回るようにするダイヤルで、隣が高水温時に高速回転でファンが回るように設定するものです

テスターを当ててチェックしたら、設定値になるとアースが落ちるようになっていました
本当は設定値になると12Vが出るのかと思っていました・・・

それで、色々考えた結果、IGN ON時にはバルブは通電させておきます

アースが落ちた時(設定温度になった時)にリレーが働き、バルブが通電しなくなる仕組みにしました

それを二つのバルブとリレーを使って2段階コントロールするんです
この様に並列でセットしました

上部のスクリューでエアの流量も調整が出来ます

カプラーが出ないのがちょっと残念です
ファンコントローラーは、一度セットしてしまえばいじる必要もないので、ECUを納めているボックスに収納しました

わざわざ室内に引き込む必要もないしね

配線は、電源・アース・水温センサーは説明書通りに。

それ以外はちょっと工夫をします
エアの引き込みは前回同様に、レーシングサクションのパイプにニップルを取り付けた所からします

ここから取れない場合は、奥のパイプを一度外しての加工となります
黄色の所は、前回穴を開けて所です

今回はピンクの所のホースをカットして8パイの三つ又を取り付けて、ここで吸い込むようにしました

穴を空けた所から比較すると、少し穴径は小さいですが、温度が高くなって抵抗が少なくなった高温時のバルブ用なので、これで良しとします

緑はエアコンのアイドルアップ用です
リレーをこのようにセットしました

なるべく配線にはコルゲートチューブを用いて、ゴチャゴチャしないように綺麗にしておきます

さぁ、これで加工は終了です

あとは、設定値をタッチブレインの水温メーターを見ながらセットします

Lo側68度、Hi側81度にセットしました
さて一晩おいて、水温も油温も落ちきった所でエンジン始動です

この様に水温は11℃まで下がっております

ちなみに左上から2番目が水温です

前回までは、スロットルを少し踏み込まないと始動性が悪かったですが今回はどうでしょうか?
そのままクランキングです!

キュキュキュ・・・ボボボボボ・・・・

ヤッター!無事に始動です♪


バルブが二つ開いた状態で、なんとか720をキープしております!

前回より確実にアップしていますよ!
始動して数十秒で水温は16度に

回転も790位にアップ♪

少しずつ回転が上がり始めています
30度です

順調に安定していますし、回転も上がってきました
40度

全く問題無しです♪
50度

1000を越えて、いかにもアイドルアップって感じです

もちろんエンジンチェックの点灯もありませんよ!
一つ目のバルブが閉じる設定温度を、68度にしているので、直前の67度です

1141!

さぁ どうなるか?
エンジン音が明らかに下がりました


68度でバルブが一つ閉じました!

その時に882!

バッチリです♪

もうちょっと暖気が必要でしょ・
今度は二つめのバルブが閉じる直前の80度です

エアバルブ制御はここで終了です

957でした

タコメーターとタッチブレインの数値に大きなズレがあるんだよね・・・
エンジン音が下がりました!

設定の81度です

見事にバルブ停止です!

その時のアイドルは610でした

ちょっと低かったかな?

もう少し高水温の設定上げようかな?
その後、サーモが開く温度の90度になりました
アイドルは711です

結果こんな感じで良かったんじゃないかな?

その後空吹かしをしたり、実走行でのチェックを入念に行いましたが、全く問題ありませんでした

因みにこの車は92度位で安定しています
最終報告です

今回の電スロ改は私なりに納得行く所までやってみました

アイドルアップをモーターに頼らないやり方を選んで良かったと思す

だってレスポンス最高だし、ぎこちない動きも全くないしね♪

もしこれと同じ仕様を希望される場合はもちろん承りますよ♪