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禁断の JZX110電スロ ダイレクト加工つづき


機械的な動きを求めて加工している電スロです

今回は色々センサーやスロットルの角度などを調整してなんとか正常に動けるようにチャレンジしてみます

電スロはこのバルブでアイドリングから全開までコントロールし、更に始動時やエアコン作動時のアイドルアップまで、このバルブで制御しています

だから適当に改造すると不具合出まくりなんです
パワーFCみたいなコンピューターがあれば、センサーの状況やある程度の調整は出来ますが今の所,対応商品はHKSのV-proみたいな高価なフルコンしかありません

サブコンでもセッティングは出来ますが、細かい事までは無理です

今回はモニターとしてブリッツから発売されたタッチブレインを装着して色々データーを見てみようと思います
タッチブレインは各社から出しているECUデーターを表示してくれる多機能モニターです

OBD2カプラーからその情報を取り出します

OBDはオンボードダイアグノーシスの略です

ここがJZX110のOBD2カプラーです

そこに専用カプラーをはめ込みます

車種によってはここに接続すれば電源も供給出来るのですが、この車両は出来なかったのでシガーソケットから電源を取ります

ソケット使うと邪魔なので、配線処理をして取り付けることにしました
エンジン始動してモニターを確認します


回転や速度、点火時期なども確認できます

操作してセッティングを変えたりとかは出来ませんが、純正のデーターを見ることが出来るので、後々セッティングする時に大いに役立ちます
電スロ加工で1番の悩みはアイドルアップです

私の加工した第一段はこの様にキチンとアップしてくれました

だけどどうしても極低速域のスロットルフィーリングがイマイチです・・・

高回転域では、ビックリするくらい速くなりましたよ!
なんてったってスロットルが全開になりますからね
水温が落ち着く頃にはこの様に、規定値になってくれます

しかし問題が・・・

出る時と出ない時があるんですが、エンジンチェックが点灯する場合があります
タッチブレインで確認すると、やはり故障診断結果が表示されます

ダイアグコードは表示されませんでしたが、1という番号が表示されました

とりあえずここで出来るのはエラーを消去する事しか出来ません

ETCSとEFIヒューズを同時に15秒以上はずせば消去出来ます
どうして出るのかを試す為に試行錯誤してみます

調整で出来るのはスロットルポジセンサーとアクセルポジションセンサーの微調節くらい・・・

タッチブレインでは電圧までは表示出来ないので、テスターで電圧をチェックしながらセッティングします
両センサーの数値をほぼドンピシャに合わせたり、わざとずらしたり色々やってみました

ある時はどんな走りをしても絶好調でチェックなど入らない様になったのですが、翌日同じように乗ってみたら再度出てしまう様な事が続きました

結局何が原因なんだ???
こうなったら最後の手段です

仲間にお願いして、ディーラーなので使用しているダイアグテスターをお借りしました

これもOBD2に接続して使用するものですが、出来る機能がすっごくあるんです

燃料の増減や点火時期なども変更出来ます
しかしこれを繋いでいる時だけですけど
タッチブレインでも同じようにモニター出来るのですが、この様に変更は出来ませんからね

しかもこれは異常が出た場合のエラーコードがキチンと表示してくれますからね

予め異常を出しておいて、コンピューターに記録は残っている状態です

この状態でどこか異常があるか色々調べてみます
P1125

スロットルコントロールモーター系統

この様に表示されました

あぁ、やっぱりね・・・

P1128

スロットルボデーメカ系統というのも後ほど検出されました
結論からいくと、アイドルアップ機能を残しながら、ダイレクトなフィーリングを求めるのは、少加工では無理です

アイドルアップをスロットルで行なうという概念をまずは無くす事ですね

エラーが出ない様に改造する事は、今回の実験で解りましたので、次回の改造で行なうつもりです

アイドルアップは別の機能で行なう方法を検討してみます