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BNR32 パワーFC取り付け


あけましておめでとうございます

年末はあまり時間が無く、このコーナーの更新が全く出来ておりませんでした

やっと少し時間がとれましたので再開したいと思います

年末に行なった作業ですが、BNR32にパワーFCを取り付けてブーストアップを行います
有機EL仕様になったパワーFCです

以前のモデルはコマンダーのモニターが長年使用していると文字が薄れてきたり、車内が高温になったりすると真っ黒になってしまいました

このモデルからそれらが対策されているそうです

本体自体には変更なさそうです
RB26です

見た目もカッコイイですし速そうに見えますよね!

珍しく足回り以外は吸・排気系のみのほぼノーマル車両です

さすがに15年以上前の車両ですからいきなりブーストアップはマズイです

燃料フィルターの交換とプラグ交換も同時に行ないます
RB系のプラグ交換って結構面倒なんですよね

このカバーを外す際に一番奥のボルトが外し難いんです

っていうのも、変な工具で外そうとしてボルトがナメっているのが多いんですよ

この車両は大丈夫でしたが、やはり少しナメっていました
次はコイルを外します

ここのボルトを外せばコイルが3つずつフレームに付いてゴソッと取れるのに、わざわざコイルを一つずつ外している人をたまに見かけます。

コイル交換であれば間違いないですけど、それだと超面倒ですからね
こんなふうに取れます

同じように後ろ側も外します
プラグを外す前にエアガンでゴミを吹き飛ばしておきます

結構ここにはゴミやら砂利やらが溜まっているんですよ

さらにカムカバーのビスが緩んでいてオイルがベッタリなんて車両も多いです

綺麗になったのを確認したらプラグを外します

レンチをセットしてグイッと回します
あれれ・・・凄く緩いんだけど・・・

って言うか全然締まっていないんじゃない?

結構きつく締めても長年の使用で緩くなっている車両も確かにありますが、これは緩すぎでした

しかもこのプラグの色は何ですか?

先端が見たこと無い位真っ赤です
しかし汚いプラグですね~・・・

しかもチャンピオンですよ


前のオーナーさんが選択したんですかね?
今回付けるのはHKSのM40です

NGK製で低温時での始動性やカブリに強く、ハード走行にも充分対応するので、当店でのお薦め商品です

特にロータリーはカブリにくく、非常に気に入っております
さてプラグが終わったら今度はパワーFCです

これは純正と付け替えるだけの簡単作業ですが、同時にブーストコントロールキットの装着も行います
固定用のステーはありませんが、外見は純正とほぼ同じ寸法です

ブーストアップからタービン・インジェクター交換車両なら、本当にお薦めです
BNR32の整備書にある配管図です

左の○が過給圧コントロールソレノイドバルブです

簡単に説明すると純正のブーストコントローラーのバルブです

右の→の所は、ここに繋がっている配管をピンクがブーコンのバルブと例えたら、この様に配管します
これが純正のソレノイドです

ここに繋がっている配線はパワーFCのブーコンのバルブをコントロールするのに使用します

ソレノイドはもう使用しません
ブーコンのバルブを固定して、配線を結線します

付属の配線を使えばボルトオンですが、やたら長さが長いのでダイレクトに結線してしまいます
先ほどの配管がこれですよ

ちょうどクラッチマスターの下辺りですね

これが外すの大変なんですよ・・・

引っ張っただけでは外れないので、上からバール等でパイプをこじって抜き取ります
外れた配管がこれです

ここに黄色いペイントがしてありますよね
ここの部分にオリフィスという小さな穴の開いた物が入っております

配管に流れる圧力を少し抑え気味にして、ブーストが瞬間ググッとアップするようにされているんです

ブーコン使用の場合は確実に取り外します
残るは圧力センサーの取り付けです

これでコマンダーにブースト表示してくれたり、ブーストをコントロールしたりするんです

たしかFD3Sの純正と同じだったんじゃなかったけ?
無事に装着が終わり、始動チェックです

おおっ! これが有機ELか!

前のと間逆の黄色い文字です

この後ブーストのセッティングをしてお客さんにお渡ししたら、全域でトルク感が増えて乗りやすいと非常に満足してくれてました