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S15 エアクリ加工


今回は常連のKクンのS15です

冬にもらい事故でフロント周りを大破して、相手の保険で直してもらったそうです

その時に、以前付けていたのと違うボンネットをチョイスしてしまった為、大雨が降るとダクトから大量の水が流れ込むとか・・・

おかげでエンストしたり吹けなくなったりするらしい・・・ こりゃまずいよ!
目立たないように、白いガムテープで穴を塞いでいます・・・

せっかくの穴あきボンネットの意味が全くないじゃん!

しかも穴を塞ぐと、相当な水溜りが出来るらしいです

ボンネットに付いた水垢が物語っています

どうやら水はここから下に垂れるらしいです

水が流れた跡が残っているでしょ?

穴を塞いでいない時には約2センチほどの水溜りが出来たそうです

ちょうどエアコンのコンプレッサーの上ですね
エアコンとパワステプーリーの上から水はこの様に垂れていきます

どうやらここに垂れた水が、プーリーによって吹き飛ばされて、すぐ真横にあるエアクリーナーに飛び散っていたと思われます

おかげでコンプレッサーが錆び錆びでしたよ・・・
装着しているのはHKSのレーシングサクションです

前にも書きましたが、レーシングサクセションじゃありません

間違わないでくださいね

 
そこで今回は、サクションパイプを加工して延長し、さらに仕切り板を設置して水と熱気を完全に遮断する事にします
幸いにもエアクリの頭はヘッドライト裏に丁度納める事が出来ました♪

丁度、純正インタークーラーのパイプが通る所の穴があるので、そこにダクト引けば冷気も導入出来そうだしね!

 
約18センチ程延長してあげれば良さそうです
こういう所が量販店では真似の出来ない所ですね!

80パイのアルミパイプをカットし、溶接して延長するんです♪

エアクリだけではなく、マフラーとかも合わなければ加工して、キチンと装着出来るように合わせる事も可能ですよ
この様に延長します

本当はこの作業によって燃料セッティングも微妙に変わってくるはずです

とりあえず今回はそのままで良しという事なので、セッティングは行ないません

エンジンは結構動くので、動きを考慮した上で延長する長さや角度を計算します

角度が決まったらビビッと溶接します
お次は仕切り板です

ホームセンターで1mm厚のアルミ板を調達してきました

こんな感じで仕切れれば、吹き飛んで来た水も熱気も防げるでしょう!

採寸して板をカットします

しっかりと固定しないといけないので、強度のあるL字の棒と合体させて組立式とします
リベットを使ってしっかりと固定し、この様な形状の仕切りを作りました

切り込みは先ほどの延長パイプを逃がす為のものです

フロア形状に合わせてカットしたので見た目も良いし、強度も取れます♪

ついでに汚れていたフィルターも交換します
そして加工後はこんな感じです♪
上の写真と見比べると、位置が歴然でしょ?

もともとはファンのすぐ横だったから、結構熱気を吸ってたと思うよ

これでボンネットのガムテープを外しても水は吸い込まないと思います

でもコンプレッサーが不安なので、反対側に水が落ちるように加工した方がいいね
最後に足回りからの異音を直すのと、ヘルパースプリングを抜く作業です

異音は、この様なストラット式のウィークポイントのピロボールのヘタリが原因です

ピロアッパーの中心を軸にしてステア操作を行なうストラット式はどうしてもピロの痛みが激しいです

ハンドル切るとゴキッとかゴンッとか音がしたらほぼ間違いないでしょう
ヘルパーを抜く作業は、HKSの現行モデルですと、メインスプリングの下にヘルパーが入ります。
車検に通る位の車高ですと問題ないのですが、サーキット走行などで車高を落としたい場合は、調整する為の幅が全くなく、1センチも落とせない位です

上の写真を見ても解るように、組み立てた状態ですでに完全密着しています

なので全くヘルパーとしての仕事は出来ておりません
ヘルパーが抜けた分スプリングに遊びが出来るので、スプリングシートを調整して遊びをなくします

でも全長に変化は全くないので車高は変わりません

ピロを交換したのでアライメントは変わってしまいますので、アライメント調整を行ないます

これで無事に車高も落とす事も出来るし、吹けも問題なくなりました♪