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今回は当ホームページを見たのをきっかけに来店してくれたT君のC35です
ベースは2,0のNAですが、なんとあのRB26を搭載した改造公認車です
雑誌に載っていたのを見て、はるばる遠くまで買いにいったそうです
本当は追加メーターを付けたかったそうですが、あちこち手直しを入れないとダメそうなので、まずはそちらから直す事になりました |
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BNR34のRB26と言う事らしいです
エンジン自体は始動性も良く、異音もなく良好ですが、配線の処理や内装がハッキリ言ってレベル低すぎです
エンジンが好調なだけに残念です
しかもサイドブレーキなんてグラグラですよ・・・
もともとフット式だったのをハンド式にしてますが、あれは素人レベルですよ |
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さらにラジエーターは純正のままです
120馬力位しかない車両のラジエーターでまともに走れるわけありません
追加メーター付けても、ノーマルだったら管理どころの話じゃないですよ
でもここまでやっててラジエーターもデフもノーマルってどういう事? |
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まずは当店お薦めのモチュールのケアシステム・エンジンクリーンです
これは交換前のオイルに入れる液体と、ガソリンタンクに入れる液体を同時に入れて、約20分ほどアイドリングします
するとピストンリングに付着したカーボンを取り除いてエンジンの圧縮を回復してくれ、さらにインジェクターの洗浄も同時に行なってくれる優れものです
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その後エンジンオイルとエレメントを交換したら、マイクロロン処理を行ないます
これを入れると、本当にメカノイズが減少して燃費もかなり良くなります
エンジン内部の摩擦が減少する事で摩擦熱が減少し、油温も水温も下がってくれます
本当に良い商品ですよ♪ |
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さて薄っぺらなラジエーターを銅2層式に交換です
純正を外したらビックリ!
ホースとジョイントする部分がバックリ折れていて、破片がホースにピッタリはまっていました
大丈夫か?この車・・・ |
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この様に厚みが全然違います
最低これ位ないと、RB26の熱は放熱出来ませんよ!
これで水の容量も増えて冷却効率はかなりアップすると思います |
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同時にサーモスタットも交換です
サーモハウジングを外したら結構錆がこびりついていました
まぁ、RBとかじゃ鉄ブロックだから仕方ないんですけどね
でもキチンと交換されている車両は本当に綺麗なんですよ |
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新しいのはビリオンの大容量タイプのローテンプサーモです
71℃で開弁するタイプです
ストロークする面積が大きく、多くの水を抵抗なく流すことが可能なタイプです
純正と比較しても解るでしょ? |
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純正が76,5℃って事は本当にBNR34かな?
たしか雑誌の記事で32・33とかにBNR34純正が流用出来るって書いてあったの思い出しました
もちろんRB20とか25もOKでしょ |
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サーモを外した所です
酷くはなかったけどやはり錆びの発生はありました
ヒーターホースを外して水道水をバンバン流して、エンジンやヒーターコアに溜まった錆びやゴミを徹底的に流して除去します
10分くらいやったからもう大丈夫だと思います |
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取り付け面の錆びを取り除いて、しっかりと液体パッキンを塗ってハウジングを取り付けます
こういう小さな部品ですが、とても重要な部品なんですよ!
やはりしっかりとした熱対策の出来ていない車は、何やってもダメだと私は思います |
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無事に装着できました!
これからの季節は寒くなるからいいけど、来年の夏も今年みたいに暑かったら、このラジエーターでももつかなぁ?
ドリフトでもしない限り大丈夫だとは思いますけどね |
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最後にLLCを入れてしっかりとエア抜きです
約1時間半くらいはじっくりと時間をかけて抜いていきます
途中でホースを摘まんだり、回転を上下させたりして、とにかくエアが無くなるまでしっかりと行ないます
エンジンはかなり調子良さそうです♪ |
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最後に下回りのチェックです
あれ・・・?
これR32のミッション?
FS5W71Cかい??
R33のじゃないの?
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しかもミッションマウントちゃんと付いていないし・・・
マウントのゴムなんてねじれちゃっているし・・・
っていうかこれでよく公認取れたね?
マウントもそもそも形状合っていないし
これまずいだろ
専門店でやっていない車両ですね |
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本当はボルトはピンクの方向に入るのに、黄色の方向に斜めに入っています
しかも全部締め込みが出来なくて途中で止まっているし・・・
う~ん・・・
中古車屋さんもここまでチェックはしていないとは思うけど、でも造ったお店はまずいよ・・・
これじゃ素人以下ですよ・・・
今度こういう所直そうね? |