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今回は常連のS君のエボ7です
以前自分達でクラッチ交換をしたらしいのですが (凄い!) 、クラッチミート時にダダダッていう振動が出てしまい、原因が解らず悩んでいたそうです
そこで相談に来てくれたと言うわけです
フライホイール交換しなかったでしょ?
あっ・・・はい・・・
あ~。それだね |
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そうです!
走行距離も8万キロ位になっていて、滑りを感じているのにフライホイールを交換をしなかってのは、ダメですよ
軽トラとかみたいな車ならいいけれど、エボみたいに大パワーに耐えられる純正クラッチ (純正でも圧着が強い)の場合は、フライホイールの表面がただれているのが殆どです
まずはミッションを降ろす為の準備です |
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上の黄色い所の穴から、ちょっと大きめのマイナスドライバーを用いてベアリングをカバーから切り離します
矢印の所にドライバーを差し込み、90度ひねるとストッパーがカバー側に引っ込みます。
しかしこの車、ここが前回の作業で無理やり突っこんだみたいで、変形しており、なかなか切り離しが出来ません |
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格闘する事 約1時間!
やっとストッパーが奥に入ってくれて、ベアリングの切り離しができました
ホントならものの5分ですよ・・・
ミッション載せた時にガコガコ動かして多少無理やり入れたんでしょうね
後はミッション固定ボルトをバンバン外します |
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エボのクラッチ交換で面倒なのはこのトランスファーです
これを外さないとエンジンとミッションを固定しているボルト1本がどうやっても外せないんです
トランスファーを外すと、ACD配管も外す事になるので、後ほどエア抜きも必要になります
しかもディーラーに持ち込まないと出来ませんので、後ほど持っていく事に。 |
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ヒーヒー言いながらなんとか外れたトランスファーです
これを外す為に、ドライブシャフトや、他のシャフトも外さなければなりません
クラッチ交換の中でもエボはかなり面倒な車ですよ・・・
外したついでにここに付いているオイルシールやOリングも交換しちゃいます |
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トランスファーが降りたら、後はマウント類をブラケットごと外してミッションを外します
しかし! またこれがなかなか抜けてくれない!
シャフト錆びてるんじゃないの???
普通ならスポッと抜けるのに~っ! |
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やっとこの思いで抜けてくれたミッションです
非常にコンパクトです
それにしてもなかなか外れてくれなかったなぁ・・・
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やっぱりね・・・
思いっきり錆びてるし・・・
1年前に交換したときに、ちゃんとグリスアップしなかっらでしょう?
レリーズベアリングやフォークとかもグリス切れで動きが渋いよ・・・
ベアリングも交換したっていうわりにはかなり汚れているし・・・ |
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あ~。やっぱりね!
今回のクラッチからのジャダーの原因です
この様にフライホイールの交換をケチると、今回のようにジャダーが出てしまいます
最初は出てたけど、そのうち段々減ってきた・・・なんて事はまずありません
もう交換するしかありません
だから必ずセットで交換してくださいね
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ミッションを降ろしてチェックしていると、あらら・・・ 水漏れですか
サーモスタットの下側に付いているパイプの根元から漏れちゃっています
急いで三菱部販に行ってOリングを買ってきました
ここでやっておかないと後が大変ですからね
無事に交換したら直りました
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今回装着するのはHKSのLAクラッチです
当店でも何台か装着しましたが、非常に扱いやすく、そして程よくレスポンスアップもしますので、お勧めの商品です
もちろんフライホイールもセットですよ♪
S君に聞いたら、カバーとディスクだけでクラッチ交換はいいものだと思っていたそうです。
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ディスクはいわゆるカッパーミックスタイプです
ミーハーチックなシャラシャラ音がしない様に造られている所がいいですよね
年齢層が高めの車なので、シャラシャラいったらかっこ悪いじゃないですか
大体、あんな音していたら他の異音とか聞き取り難いでしょ?
っていうかわざと音出すように造っている商品あったけど、訳わかんないです |
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グリス切れで傷の入ってしまったフォーク固定部分のシャフトです
ここもついでに交換です
ケチって動きが渋かったら嫌でしょ?
どうしても金額的には上がってしまいますが、こういう部品一つ一つもキチンとチェックしてあげないとダメですよ |
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インプットシャフトは丁寧に錆び取りをして、薄くモリブデングリス等を塗っておきます
あまり多く塗りすぎると遠心力でディスクに付着しちゃいますからね
先ほどのシャフトはここに入りますのでここにも充分にグリスを塗ります
操作性で悩んでいたS君なので、この辺は徹底的に対処しておきます |
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規定トルクでフライホイールを固定し、キチンと脱脂したディスクとカバーを装着します
後は元通りにミッションを取り付けます
ドライブシャフトの入る所のシールも交換です
最後にミッションとトランスファーにギアオイルを入れました。もちろんお薦めのOMEGAです |
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S君の希望で、クスコから出ているシフトリンケージカラーという物を取り付けます
よくあるシフトフィーリングをカチッとする物らしいです
初めて付ける物なのでどこに付くのかも知りませんでした |
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説明書を見るとどうやらここに付くらしいです
私はシフトリンクの所に付くブッシュだと思っていたら、全く違う物でした
どうやらシフトユニットがボディに固定される部分に、純正ではゴムブッシュを挟んで固定されているそうです
そのゴムを金属部品に替えて、無駄な動きを抑制するみたいです |
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この様に内装をばらします
ナニナニ・・・
あ~ここね!
ここのゴムですね
たしかに動くって言えば動くけど、そんなに変わるのですかね?
振動とか拾っちゃうのは間違いなさそうですよ |
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この様に付きました!
あまり激しいシフトチェンジをしていると、クラックとか大丈夫かな?
もちろんメーカーはそういう事も考慮して造っているわけですからね
普段から乗っている訳ではないから私自身はあまり解らないけど、きっとS君なら違いが解るかな?
評判良ければ他の人にも勧めてみようかな? |