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本日はブーストがかからないというトラブルを抱えたS14のタービン交換作業です
なんでも、中古で購入した時からコンマ2とか3しかかからず、とっても遅いので直したいという要望で来店されました。
他店で確認したところ、タービンに異常があるとの事で、お客様の依頼で、GT-SSタービンを発注する運びとなりました |
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早速タービンASSYを取り外し、バラしていきます。
ここでブーストがかからなかった原因を発見!!
スイングバルブのEリングが外れていて、単純にタービンブレードに排気が充分に当らなかっただけでした。
きちんと確認する事が大切だと改めて思った瞬間でした・・・
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ジャジャジャーン!HKSのGT-SSタービンです。
目標出力はあまり高くはありませんが、純正タービンからのステップアップ、又はオーバーホールがてらに交換するにはピッタリのタービンです。
取り付けも完全ボルトオン!
外寸も全く一緒!?なので、本当にパワーUPするのか?という疑問もあったので、いくつか違いを探って見る事にしました |
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右が純正です。
タービンブレードの大きさ、羽の数、角度どれをとっても違います。
純正は低いブーストで低回転からヒュンと立ち上がるように羽の角度が設定されております。
対するHKS製は、高回転・高ブースト時にきちんと排気がされて、排圧が高くならないよう羽の角度を立てております |
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純正の写真です。
この状態と下のHKS製をよーく比較してください
約8万キロ走行した状態です。
特にオイルの滲みとかもなく、非常に良いじょうたいでした。
羽の周りに少し段差があるのがお解りになるでしょうか? |
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純正にあった段差が、切削加工されて無くなっているのがわかりますか?
拡大加工され、そこにかなり大きくなったタービンブレードが!!
スイングバルブの径も大きくなっていて、高ブースト時の安定性向上に貢献しているのではないでしょうか?
明らかに純正とは違うのがお解りですよね? |
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続いてアウトレットパイプです。
今回はTOMEI製の物を使用しました
チョット暗くて判りづらいですが、明らかに太さが違います!!
ここを交換する事で、ノッキングの発生が抑えることが出来るので、SRチューンのポイントとして覚えておいてください
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指で指しているところが大きな違いです
内部の径がまるで違います。明らかに排気効率は上がること間違いないでしょう!
ここまで違って¥19,800ってのもいいですよね!?
FDとかで出ていれば倍以上の価格でしょうね
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こうして比べてみるとヤッパリ社外品は綺麗でカッコいいですよね?
比べて純正のかっこ悪いこと・・・
パイプの太さ以外にも,アクチュエーターが調整式の強化品に変えられていて、ブーストの立ち上がりも格段によくなっているのがHKS製です |
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取り付けの時によくあるトラブルが、純正配管のクラックによる水&OILの漏れです。
当店ではトラブルを未然に防ぐ為にもGT-1製のタービンラインキットを使用します。
取り付けも楽ですし、何よりトラブル発生が殆ど無いのが安心です |
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車両に取り付けた図・・・
ハッキリいって判りません!!
チョット拍子抜けしちゃいます。・・・
でもこういうチューニングがいいんですよ!
明らかに・・・なんて物より、地味だけど確実の方が私は好きですけどね
無事にブーストもコンマ9までかかりました!めでたしめでたし!! |