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CT9Aラジエーター&タイベル交換


今回は常連の I 原くんのエボ8です

私の携帯に電話がかかって来ました

矢野さーん!ラジエーター液が噴出したんですけど・・・

急いで積載車で引き取りに行ったら、、なんとラジエーターのアッパータンク部が剥がれていて、思いっきり噴出していました
72000キロ走行っていうのもあって、劣化が原因ですかね?

RGの銅3層ラジエーターに交換です

念のためにウォーターポンプもチェックしたかったので、タイベル交換もついでに行なう事に

横置きなのでちょっと狭いからやり難いかな?
ラジエーターを外します

ついでにホースも交換です

この狭いスペースに3層入るのかな?
まずはカムプーリーを外します

そしてカムシールの交換です

カムに傷が付かないよう専用工具を使ってシールを抜き取ります

今回はシール部からオイル漏れは見当たりませんでしたが、念のためにやっておきます
交換したカムシール

SRみたいにカムチェーン式の場合は必要ないからいいですよね

もう1個のシールも同じように交換します
同じようにクランク側もシール交換です

ランサーの4G63にはバランサーシャフトというのが付いていて、4気筒にありがちな振動をこのバランサーで少なくしているそうです

このウォーターポンプの下のシャフトです
だからこのエンジンはベルトが2本かかっているんですよ
こっちにもシャフトがあります

名前忘れちゃいました・・・

RBとか1Jみたいにクランクとカムだけシール交換すればいいわけではないんですね
ポンプも交換。テンショナー、プーリーも全て交換です

この辺の部品だけで6万近くします・・・

まぁ、高いけど仕方ないですね

このように奥側にかかっているのがバランサー側、手前側がタイベルになります
I 原くんから、どうせばらすならついでにエアクリーナーも替えといてとの依頼がありました。

ということでHKSのレーシングサクションを装着する事に

ちょっとお値段は高いけど、性能も見た目も大幅にアップします♪
取り付けついでにタービンのチェック。

シャフトのガタもなく、回りもスムーズ♪

とても調子の良さそうなタービンです

吸い込み口にうっすらとオイルが付着していましたが、ブローバイのオイルなので問題はありませんでした

おそらくエンジンも絶好調のはずです
純正とHKSの比較をしてみましょう

純正はジャバラ状のパイプを採用しています

奥の方で狭く曲がりがキツイ形状です

でもこういう形状になっているのはちゃんと考えられて造られているはずだから、やたら替えると調子くずす事もあるんですよ
HKSはこんな感じ♪

ラッパのように大きく口を開いています

段付きもなく、超スムーズに吸気されるのが良く解る形状です
こんな感じに装着されます

この後最後にインタークーラーのパイプを装着したら、ラジエーターの電動ファンにパイプの一部が干渉してしまったので、説明書では取り外しする純正ステーを加工して取り付けて、固定しました

それにしても抵抗の少なそうなレイアウトですよね
エンジンオイルも交換します

HKSさんの4G63専用オイルです

5,5W-38という粘度です

かなり軟らかいので大丈夫かな?って思いますが、結構エボオーナーからは、レスポンスが良くて燃費もいいから人気の商品です

最後にラジエーターを固定します
残すはLLCを入れて、エア抜き作業です

じっくり時間をかけて、キチンとエアを抜きます

せっかくラジエーターやウォーターポンプを交換しても、この作業がおろそかになっていては台無しですからね

大事に乗ってくださいね