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JZX100 ETCSバルブの取り外し


あけましておめでとうございます

本年もどうぞ宜しくお願いします

新年1発目は、当店で購入してくれたチェイサーツアラーVに乗るYクンです

彼はまだ学生で、なんと今度成人式を迎えるそうです

今回は彼の依頼でツアラー系のやっかいものの、ETCSをキャンセルをしました
ETCSは電子制御のスロットルバルブで、リアタイヤがスリップしないようにコントロールしているモノです

TRCっていうスイッチを押すとTRC OFFってなり、一見作動していなさそうに感じますが、実は走行中にスロットルを閉じようとしたり開けたりしてコントロールしています

つまりこれが付いているとドリフトも出来ないし、パワーも大幅に落とされてしまうんです
この手前に見えるバルブがETCS用のバルブです

その奥にはアクセルペダルと連動する通常のスロットルバルブがつきます

つまり、どんなにアクセル全開でもこのバルブが少しでも閉じている以上、全開にはなりません

スピードリミッターもたしかここが閉じて減速するようで、ガクッと減速せずにジワ~ッと落ちるフィーリングです
おっと!おもしろい物発見!

なんと蝶野とライガーのフィギュアではないですか!!

フィギュアとかには興味ないのですが、プロレス好きの私にはなんともたまりません♪

なんてったってプロレス黄金時代、TVにかじりついて見ていましたからね

因みに私は新日派です
バルブは小さなビスで固定されているだけですが、決して緩んで外れてしまってはならないので、ネジロックが塗られています。

だからそのビスがナカナカ外れないんですよ・・・

今回はスロットルボディを取り外して、ドリルでもんで、取り外しをする事に

貫通させてビスが取れればあとはバルブを引き抜くだけです
ちょっと見えにくいかな?

結構きつめに挟まっているので力が要ります

エイッと力を入れて引き抜きます
引っぱり出したバルブです


まるで金メダルです

ちょうどいいサイズの穴が開いているので、小さなお子さんがいる方にはオリンピックごっこに使えるかもしれません

あとはドリル使用時に出た削りカスを綺麗に除去します
この様に斜めから見ると解るかな?

奥のシャフトに着いているのがスロットルバルブです

手前のシャフトにはバルブが無いですよね?

本当はこのシャフトさえも外せば、より高効率化しそうですけどね
徹底的に鉄粉を除去し、ついでに周辺に着いた油汚れを取り除き、これで準備完了です

ETCSコントローラーを使うとTRC OFFでもどの位バルブが閉じているかが解ります

また、手っ取り早く解除するにはカプラーを外すというのもありますが、メーター上にランプが点きっ放しになります

さぁ、あとは元通りに組み付けをするだけです

その後、エンジンが正常に動いているのと、水漏れ、エア漏れ等を確認します

さすがに空吹かしでは解りませんので、オーナーに試乗をしていただきます
Yクンの感想

メチャクチャ良くなりました~♪
低速域から、グイグイ加速していく感じがして、とっても良いです!速いです! との事

でも本当にこの作業って、凄く体感できるので、是非皆さんも試してみてください

Yクンまた休みになったら遊びに来てくださいね~♪