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今回はちょっと珍しい車です
スズキのカプチーノEA11Rです
F6Aの前期エンジンを積んだ仕様です
先日LSDを組み込んだばかりですが、パワーに物足りなさを感じてしまったらしく、今回はターボキットを組む事になりました |
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モンスターから発売しているF111プロターボキットというセットです
大容量インジェクター・スポーツECU・インタークーラー・タービン・プラグ・ガスケットがセットになっています
これでブースト1,2Kで110PSまでアップするんです♪
しかも耐久性を充分考慮して設計されているらしいです |
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まずはインタークーラーです
簡単に外れるのでチョット比較してみました
ノーマルはライトとライトの間にチョコンと置いてありますが、これはバンパー内に収めるタイプです
よって大きさはこの様に一回り大きくなっています |
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厚みもこの様に倍近くあるんですよ♪
ハイブーストでもしっかりと冷やしてくれる事でしょう |
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エンジンルームが狭いからチョット取り外すのに手間取ったタービンです
走行9万キロオーバーですが、エンジンの調子もとても良いし、タービンのガタもほとんどありませんでした
エアコンのコンプレッサーをずらしておかないと外れませんでした |
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純正と比較です
大きさは全く変りません・・・
ホントにパワーアップするのかい!?
良ーく見ると色々違いがありますよ
まず吸気口のサイズが全然違います
ノーマルはテーパー状になっていて奥が狭いです |
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純正サイズはこのノギスのサイズです
明らかに大きくなっています!
インペラーのサイズも角度も全然違います |
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排気側はこんな感じです
下のモンスター製と比較してみればわかりますよね
少ない排気量で立ち上がりを早くするための設計です
もちろんブーストも控えめ仕様です |
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1,2以上のブーストでも排気がスムーズに、そして安定するように拡大加工されています
羽根の大きさがまるで違います
ここに付くアウトレットパイプも効率の良いやつに変更すると、グッと良くなるんですよ |
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純正タービンからオイル用のパイプを外し、新品タービンに付属のガスケットを使用して取り付けをします
良~く洗浄してから組み付けます |
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タービン装着前のエンジンルームです
いかにも効率の悪そうなアウトレットパイプに、でっかいキャタライザーが付いています
ハイブースト時には邪魔になるかな? |
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ちょっと手こずりながらも何とか装着したタービンです
あとは元通り周辺の部品を付けていきます |
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バンパーを外さずに装着できるインタークーラーです
付属のステーをエアコンのコンデンサー用ステーに共締めして固定します
ナンバープレートが外れれば最高の冷えを実現しそうです |
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付属のパイプとステーを固定します
ここで一度全てのパイピングを元通りにつなぎ、冷却水を入れてエンジン始動します
排気漏れ・オイル/水漏れ等をチェックして、電動ファンが回るまで暖機運転をします
無事に装着が出来ているようです♪
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さてお次は点火時期のチェックです
説明書によると950回転時に上死点前5度に合わせるとの事です
デスビの調整ボルトを緩め、点検用カプラーのC-D間を短絡します
そしてタイミングライトを1番プラグコードにつないでチェックします |
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あれれ・・・
これ0度ですよ・・・
たしかにタイベル交換した跡もあったし封印ステッカーの位置が若干ずれていたし。
キチンと調整して指定どおり5度に合わせました |
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付属の大容量インジェクターに交換前に、当店では徹底している燃料フィルターの交換をします
見た感じ一度も交換されてなさそうだし・・・
せっかくの新品インジェクター付けるなら綺麗な状態から付けたいじゃありませんか |
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んで、外したフィルターから出てきたガソリンです
真っ白なキッチンペーパーが見事にこんな汚い色に変りました・・・
お客さんがちょうど見に来ていてビックリしていました
だいたい3~4万キロ位に一度は交換した方がいいと思います
結構安いしね |
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交換するインジェクターです
左が大容量の新品です
形状は全く同じなのでボルトオンです
取り外しの際にはスロットルボディを取り外します |
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無事に交換が出来ました♪
後は専用のコンピューターに交換です
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グローブボックスの左側に装着されていました
インジェクターを交換しているので、純正ですと正常にエンジンが動く事は出来ません
全ての接続を確認したらエンジン始動です
ブロロローン 結構って言うかかなり音質が変りました・・・
インジェクターでこんなに変るのかい? |
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でも別に何が悪いとかではなく、始動性も良好ですので問題は無いと思います
しばらくは慣らしなので全開には出来ませんが、きっと凄く速くなっている事でしょう♪
後日ブーストを1,2まで上げてみたいと思います |