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今回は先日行われた、S15シルビアのLSD交換作業です。
この車のオーナーは当ホームページを見て、当店に足を運んでくれたという、何ともHP作成している私にとって、最高に嬉しいお客様でございます。
今回は他にNISMOクラッチやGT-1パーツなど多くの商品のご購入となりました。
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早速車両からデフASSYを降ろします
何とも重たい部品です。
ミッションジャッキ等がないと降ろせない訳ではありませんが、見た目は若いといわれる私ですが、最近やはり腰がチョットいたいので、確実にジャッキで降ろすよう心がけております。
下手くそなゴルフがより下手にならないよう、気をつけての作業です・・・ |
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サイドフランジとカバーを外すと、御覧のように純正デフが見えます。
これから使用する工具はインパクトレンチに17mmのボックスを使用して、各ボルトを外していきます。
人力ですと相当大変なはずです・・・ |
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中央のボルトがたくさんとまっているのが、デフとリングギアです。
よくファイナル交換と聞くと思いますが、このリングギアとかみ合うピニオンギアの両方を交換することを言います。
つまりこれを交換すると、加速重視・高速の伸び重視など、お好みで変化させることが可能です。
富士のようなロングストレートの場合選択をミスると、よくブローするといわれます
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組み付け前に全てばらして、徹底的に洗浄を行います。
また部品は上下左右位置関係がありますので、わからなくならないようきちんとマーキングしたり、配置するようにします。
特にリングギアボルトは徹底的に洗浄・脱脂を行い、ドリフト走行時に起こりがちなボルトの緩みが起こるのを防ぎます |
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じゃじゃじゃーん!!
当店で人気NO1 TOMEIパワード製 テクニカルトラックス アドバンスです♪
日産系は組込み時に必要な部品一式がセットで付いてくるのが嬉しいですね
もちろんオイルも付属しますので、馴らし走行時に高価なオイルを購入する必要もありません。
効きもバッチリで評判も凄くいいです♪ |
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これがリングギアボルトです。
赤い液体はボルトの緩みを防ぐネジロック剤です。
メーカー基準値できっちり締めても緩む場合がありますので、きっちり洗浄してしっかりと締めこみます。
ツアラーVなどは緩み防止の金具が純正には付くのですが、社外デフには付けられません・・・しかもボルトが細く、ネジピッチも細かいので、細心の注意をはらって作業を行います
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サイドベアリングの圧入です。
事故ってデフ周りからゴロゴロ音が出ている車はここを疑ってみてください。
真横からホイールを強く打ち付けた場合などは、かなりの確立でここがダメです
写真はもうデフにリングギアが取り付けられた状態です。あとは元通り組み込みます |
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とりあえず組み込んだ状態
ダイヤルゲージを使用してギアの4箇所のバックラッシュ測定を行います。
何故4箇所かというと、デフが100%新円で中心が出ているとは限らないからです。
僅かにズレはありますので、4箇所測定し、最小値が限度を越えないように調整を行います。 |
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その調整には薄いリング状のシムの厚みを変更して行います。数種類のシムの中から最適な厚さのものをチョイスして、基準値内に収めます。
あまりバックラッシュをキツメにすると潤滑不良からギアの破損につながります
オレンジ色の光明丹という粉末にギアオイルを混ぜたものを歯の表面に塗り、ギア同士の歯あたりを確認します |
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最後に元通りに組み付け、車に載せます。
S14から採用されている防振式のマウントをGT-1製のリジッドマウントアダプターに交換して取り付けをしました。
わざわざ交換するのは・・・という方でも、デフの作業ついでだから一緒に・・・とやっていく方が非常に多いパーツです。
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