HOME >ステージア改造・トラブル編⑥

ステージア改造・トラブル編⑥


以前から所有していたNISMOのGT-LSDです。

今使っているデフ(KAAZ製のTOMEIブランド)は、以前、軽くオーバーホールをしたのですが、最近、左右での効きの違いが出てきてしまったので、GT-LSDに交換する事にしました

そのまま組むのもなんなので、分解洗浄してから装着です

さぁそれでは分解です
GT-LSD proではないのでイニシャル固定タイプです。

およそ8キロくらいでしょうか?

パッと見た感じではとても綺麗です

ディスクも僅かにこすったような跡はありますが、ほとんど摩耗していなさそう

一度全てガソリンで洗浄してマイクロで測ってみよっと
ピニオンギアもとっても綺麗♪

これらも全てバラして洗浄&点検です
基準は1,6mmとなっておりますが、マイクロで測ると1,59mmとかがほとんどでした。

つまりほとんど減っていないってことでした

プレッシャーリングも摩耗とか見られませんでした

やっぱりNISMOって凄いのかも・・・

こういう所に拘っているのかな?
ケース内の洗浄時に若干グレーの粉末みたいのが出てきましたが、ケース側の摩耗はほぼありませんでした

徹底的に綺麗に洗浄します

ブレーキクリーナー&エアガンで徹底します
蓋側も問題ありませんでしたぁ

外歯は回らないからここが減らないのは当然か?
2WAY側のプレッシャーリング。

うっすらと痕が着いておりますが、決して段差とか引っ掛かりとかは無く、良好な状態でした♪

組込みにはオメガの85w-140を使用します

新品ディスクであればもっと普通のLSDオイルを使用しますが、既に使用済みの物なので、特に慣らしは必要としません。

このような硬いオイルを使うと、ディスク同士が擦れ合う際に、抵抗になってロック性能も高まりますし、ディスクの摩耗も抑えられますので、私は長年愛用しております
全てを徹底的に洗浄して、脱脂を行なったら、今度はたっぷりと先ほどのオメガオイルを塗って組込みです。

別に性能には関係ないらしいのですが、気分的に左右ピッタリにディスクの厚さの合計を合わせたいので、マイクロゲージで測定し、ディスクを組み合わせて組みました。

もちろんたっぷりとオイルを塗ってです
積み木のように組み合わせていって、最後のディスクが組み合わさりました

他社製によくある、コーンプレート(スプリング効果のある)は使用しておらず、沢山のディスクによるロックで作動させるLSDです
イニシャルも8キロ以下と低めですが、しっかりと効いてくれそうです。

まぁ、ステージアなので、あまり最初からズズズズ引きずるようなのもどうかと思いますし・・・
多少の圧着のみで組み合わせるケース・・・

これが耐久性につながっているのでしょうね?

さぁ!後は締め付けておしまいです
それではキャリアを降ろします!

おっとその前に!

矢野さんの部屋を見ている人でも気づかないと思いますが、リアのスタビを取り付けしました

ネットで調べて4WD用のがそのまま着くって見たので、とりあえず純正中古をヤフオクでゲット!

確かにリア周りはいい動きしてますよ
真っ赤なLSDは先ほどのTOMEIです

しかもこれは昔のモデルなので、ディスク枚数が少ないんだよ・・・

これこそオメガの75-250の超高性能オイル使わないとすぐにダメになっちゃうよ・・・

これもスペアディスクでOHしておこうっと
早速洗浄して組み込みました!

ちょっとバックラッシュが広かったので、0.05ずつずらして組み込みました

平均0.13mmだからまぁいいっか!

バックラッシュ用ディスクもうちょっと用意しておかないとな・・・

っていうか結構ギアが減っちゃってるんだよ!まぁこのての車もうみんな古いし走ってるからねぇ・・・
走行も少なければギアの減りも少ないでしょ?

でも最近交換しているのみんな10万キロ前後だもんね・・・

そりゃ厚いのと薄いのが極端に無くなるわけだ!

でもあまりツメ過ぎると焼きつくからほどほどにしないとね・・・
後は光明丹で歯あたりチェック!
無事に測定も終わったので、車両にドッキングです。

デフマウントを強化品に交換しての装着です

サイドフランジの左右長さに気を着けながら、挿入です

この後、走行テストをしましたが、左右の効き具合もほぼ同じで、きちんとロックしてくれています

イニシャルが高くないので、いつでも効いている感じはありませんが、逆にこのような車には向いているような感じでいいです♪

さぁ!そろそろドリフトしに行こうっと♪