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ステージアお遊び仕様の製作⑦


さて今回は搭載するミッションの下準備です

手前がER34、奥がECR33です
大きさは全く同じです

ただ、ER34の方がミッションケース自体にあるリブが多く、強度等を向上しているみたいです

今回はER34用を搭載するにあたっての小改造をご紹介します
かなりマニアックになってきたぞぉ!
左がER34,右ECR33

同じRBなので取り付け部分の形状は同じです。

ちなみにRB20も25も26もここの形状は同じです。

ですから簡単に25改26とか、20改25とかが簡単に行えるのです♪
クラッチの作動原理を把握している人ならお解りになると思いますが、ER34はプル式クラッチを採用しております

プルとは 引く という意味です

プル式のメリットはクラッチカバーの圧着力が高くてもプッシュ式(後ほど説明します)と比較して、軽い踏力でクラッチの切れを実現する事が出来る事。

BNR32後期から採用されております
こちらはプッシュ式のECR33用

一般的なクラッチはこのプッシュ(押す)式が殆どです。

大パワーに対応する為に強い圧着力のカバーを使用するとクラッチが重くなりますよね? 多少その影響はあるのですが、個人的にプッシュ式の方が操作性も良いし、商品ラインナップも多いので、ER34のプル式をやめて、このプッシュ式を移植する事にしました
天狗の鼻みたいな部品(名前忘れた!)を外します。

もちろん両方共です

この部分を入替える訳です

外してみたら、ヤッパリ全くの同形状

オイル漏れがあると嫌なので、再利用のガスケットに薄~く液体パッキンを塗っておきます。

本来はいらないのですが、やはりうっすらと漏れた跡が残っていたので、念のために塗りました

また降ろすの面倒臭いじゃん!
御覧いただいているのはピボットという部品です

左がエッセンシャル製の強化品です。

右の純正品ですと、圧着の高いカバーを使用しているとここに負担がかかり、ボキッと折れてしまいます

ここはシーソーで言う真ん中の支点です
黄色のグリスは日産純正のクラッチスリーブグリスです。

先程のピボットはここに付きます

天狗の鼻の部分にも薄く塗っておきます

これを塗っておかないと、動きが悪くなり、金属同士が擦れたり、折れの原因になります
新品に交換したレリーズベアリングとフォーク等をキチンと固定してミッション側の準備は終了です

先程のピボットの所にフォークというレバーが着いていますよね?このフォークの端にベアリングが着いてますよね?

ミッションからはみ出したフォークの先端にクラッチを踏むとニョキッと伸びて来るプッシュロッドという物が付きます
何となくシーソーって言った意味解るかな?
さぁ!後はATを降ろして載せかえるだけです!

スポーツモード式ATともお別れです。
っていうか、まだ一度も公道を走っていないから良し悪しなんて解らないのにお別れです

でもハッキリ言います!マニュアル感覚のATって楽しそう・・・とか言ってAT買った人の殆どは、なぁ~んだって思っているのが本音でしょ?
走りを楽しむのならやっぱりMTでしょ
それではこのATミッションを降ろすことにします

MTでさえ重いのに、ATなんてハンパじゃないほど重いはず!

ATF抜いて、各カプラーやATオイルのパイプ、トルコンのボルトを外して、ミッション固定用ボルトを外して準備完了です