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180復活!


エンジンブローをしてしまったお兄ちゃん180にエンジンを載せかえる事が決まりました!

というのも当店のお客さんでそこそこ安い180を探していた方がいたので、乗せ換えれば・・・という話をしたところ、是非是非売ってくれという話になり、
載せ換え&中古新規車検を取得する事になりました

知人の私よりも小さい人から程度上のエンジンを譲っていただきました
搭載前にウォーターポンプやロッカーストッパーなどを取り付け、また各部に新品パーツをふんだんに使って搭載しました。

カバーは元の黒に変えました 笑

エンジンはさすがに程度が良かっただけにあっさりとかかり、白煙や異音も無く、非常に具合がいいです
そしてあっという間に車検を取得して、納車前整備です

今回はお兄ちゃん時代から抱えていた不調をある程度直してからの納車。

具体的には、走行距離が多いので燃料ポンプを強化品に交換する事と、足回りからの異音です

エンジンは比較的に低走行距離ですが、車体は15万程走っていますので、当然ながらあちこち痛んでたりヘタっています

特にポンプは吐出量や燃圧の低下によってエンジンブローを起こしますので、交換した方が安心です

本当はエアフロとかインジェクターなども新しくした方が確実です
さて。リアハッチを開けてカーペットをめくると燃料ポンプのカバーが見えます

ボルト4本とカプラーを外します

燃料コックのキャップを緩めて内圧を抜いてから、燃料配管のバンドを緩めて抜き取ります
ボルト数本を抜くとポンプASSYが外れます。

中に見えるのが ガソリンです

この時ここも綺麗に清掃しておきます
外れたポンプASSY。

横についているガソリンメーターのレベルセンサーの取扱に注意します
右がTOMEI製のポンプです

ノーマルは1時間あたり136リットル送る能力の物です

GTR流用ですと195リットル。

このTOMEI製はなんと248リットル!

540PSまで対応のスペシャル品です
さすが一流メーカーです

きちんと丁寧な取説も付いてきます

こういうのって安心ですよね
汚い!

フィルターがとんでもなく汚いです

ガソリンはまず、このポンプに付いているフィルターを通って、ポンプに吸い込まれ、エンジン方向へ進みます。

途中、もう一つのフィルター(エンジンルームにある丸いやつ)を通ります。

そして最後にインジェクターに付いているフィルターを通って噴射されます
後は元通り組み立てれば作業終了です。
もちろん漏れの確認もします

お次は足回りからの異音を治す作業です
ブレーキを踏んで1秒後位にカクッと振動が伝わります

テンションロッドを見るとグリスが出まくっていたので、おそらくここが原因です

早速取り外してみました
交換する商品はお得意のGT-1製です

まずは長さの調整です

一度最短状態まで縮めます

そして指で持っている部分のみを回して、長さを純正と同じまで合わせます

決してロッドのみを回してはいけません。 何故なら片方のネジ部のみが出てきてしまい、噛みがあまくて緩んだり折れたりする事につながります
よく日産系にみられるテンションロッド取付け部のへこみです

チョット薄暗くて分かり難いと思いますが、黄色線のようにグニャと曲がっています。シャコタンの日産で下回りをヒットするとこうなります

本当はピンク線のラインです

無事に交換して気になる異音もピタッと止まりました!

さぁ!あともうチョットです