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FD3S整備命令の為の手直し


今回は、タイトル通り整備命令を下されてしまったN君のFD3Sです。

雨宮のボディキットに黄色のオールペンでまんま高橋ケイスケ仕様です

オールペンもエンジンルーム内までしっかりされていて結構仕上がりは良かったのですが、残念なことに購入時からエアポンプが着いておらず、しかも通常のメタル触媒仕様だった為に整備命令をお役所から下されてしまい、ウチに入ってきました
FDオーナーなら解るはず!

エアポンプがありません!オルタネーターとウォーターポンプのプーリーがエアポンプレス用に変更されています。

しかも他にも必要な部分が廃止され、スッキリとしています。おそらくこの車両、タービン交換してあったと思います

タービン交換した場合、エアポンプが着く場所に、タービンがくるため、この様な仕様にする必要があるからです
そうそう!

今回はオルタネーターもダメになってしまい、完全に発電出来なくなってしまっていたので、リビルト品に交換しました

ディーラーではリビルトは扱わないので、高くつくはずです

3万程度で購入(下取りが必要です)出来ますので、他車種のオーナーもご相談ください
画像下に見える金属とゴムのパイプが、触媒に繋がっているエアパイプです

もちろんこれらの部品も全く無かったので全て取り寄せる必要がありました

なんだかんだ言って3万円位は純正部品だけでしました

因みにエアポンプは新品だと10万位!するので中古品をヤフオクで落札しました。約4万2千円です・・・高っ!
さて、ポンプとオルタ、ベルト等は着いて、エンジンも快調にかかりますが、困ったことに、HKS製のゴムパイプが足りません・・・

因みにポンプに繋がっているホース等は、当店に転がっていたFD純正品

かなりの数のFDをこなしてきたので、そういう部品?は数多くあります

困った時にはご相談を ワラ
指で指しているジョイント風の金具も転がっていたFD用パワーフローのパイプに圧入されていた物です

ここにクリーナーを着けないと陸自で合格印を押してもらえません・・・

考えた結果、予算の都合もあるので、既存のパイプを加工して装着する事にしました
仮合わせをしてマーキングした場所に穴あけをします

ドリルでガンガンあけていきます

こういう加工ってのは量販店ではまず行わないですよ・・・

だってハッキリ言って面倒ですもん
 
当店はこういう加工作業が大得意なので、色々ご相談くださいね♪
手前の穴はひとまず完成かな?

御覧の様にリューターを使って更に二つ目の仕上げです

このあけた所に先程のジョイント金具を圧入します

大きく開け過ぎてしまうとグラグラしてしまうので慎重に穴を広げていきます
綺麗に圧入されているのがわかりますか?

御覧になっている画像はパイプ内に出っ張った部分をベルトサンダーという物を使って平らにしている様子です

加工が終わったら、エア漏れ防止のため、コーキング剤を塗って処理します
早速取り付けしました!!

何か普通っぽくなっているでしょ?

いかにもってな感じでないのがいいですよね?

本当はレーシングサクション等を着けて、きちんと配管すればそれですんだのですがね・・・笑

違った角度から見た画像です

パット見、エアポンプのベルトとホースが干渉している様に見えますが、問題ありません。

このホースも倉庫に転がっていたFDパーツの山の中から探してきたものです

1本のパイプに4本のジョイントがチョット妙ですが、キチンと機能しております
分かり難いと思いますが、フロントパイプ付近を通るエアパイプです。

この車は社外のフロントパイプに変更されていたので、断熱材が巻かれていました。
しかし、取り付けフランジ部は巻かれていないので、夜見ると真っ赤になっています。

排気温度の高いロータリーがゆえ仕方ないのですが、要注意です
元色が赤というのが分っちゃいましたね・・・

このチェックバルブ等キチンと着けて初めてエアポンプ装着車の完成です

お陰で綺麗にアイドリングも安定し、見事陸事でもガス検査はクリアする事が出来ました。

この様に車検等でお困りの方は、是非ご相談下さい!きっとお力になれると思いますよ♪