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今回は生涯 走り屋を続けそうなMさんのJZX100ツアラーVです
私よりも結構年上ですが、現在も峠やサーキットに走りに行くのが好きな方です
昔レースをやっていたそうで、根っからの車好きです♪
大型バイクも持っていて、やはり峠を攻めているそうです
巨摩 郡と同じのね |
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社外コンピューターとインタークーラー、車高調にLSDといった極めてライトチューンな車です
派手なチューニングこそしておりませんが、必要にして充分な内容です
少し前にAT用ファイナルのデフに交換したので加速仕様になっています
今回はクラッチが滑ってきたので、ORCの400ライトHPに交換です |
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さて交換に入ります
Mさんのご要望で、ミッションオイルをオメガにして欲しいとの事でしたので、オイルを抜き取ります
まぁ、抜かなくても作業は出来るんですけどね |
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ついでだったので、ATSの磁力の超強力なドレンボルトへ交換です
3キロ近くの重量物を持ち上げる力を持った磁石ですからね!
ミッション内に浮遊している鉄粉はこれで全て取り除く事が出来るでしょう |
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100系に限らずプル式クラッチ車は、ミッションの大きな穴が開いています
各メーカーによって内容は違いますが、ここの穴(サービスホール)から何らかの作業をおこなって、クラッチやミッションを取り外します
100系はクラッチのカバーボルトをここから6本外して、フライホイールとカバーを切り離します |
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バール等を使ってフライホイールを回し、全て外します
クラッチを踏むとピンクの方向にプッシュロッドが押します。するとシーソーの原理でクラッチのベアリングが黄色方向に引かれます
引かれて切れるクラッチなのでプル式と呼ばれます |
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取り付け作業は過去に何台もやっているので省略です
今度はORC製ですが、これは作動変更パーツを使って、プッシュ式に変更しています
ここでは写っておりませんが、下にあるロッドがさっきの反対方向に押すと、黄色方向にスライドします
カバーに取付けられたスプリングを押すとクラッチが切れるのです |
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これが作業前です
クラッチペダルを踏むと、マスターシリンダーで発生した油圧がここのシリンダーに入っているピストン&プッシュロッドを→方向へ押します
上の上の写真の所ね |
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ORC製です
押す方向が逆なのが解りますよね?
構造上どうしても剛性が必要なのでゴツイですが、とてもいい仕事をしてくれます
乗った感じは、まさしく純正並み!
軽量になったフライホイールでレスポンスも上がり、凄く具合がいいですよ! |