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禁断の JZX110電スロ ダイレクト加工つづき②


アイドルアップは別の機能で行なう方法を検討してみます・・・という所で終了した前回。

実はあれから、機械加工屋に部品製作を依頼していたんですよ

エラーが出ない様にする為のね

その間にちょっとショックな出来事が!

なんと、電スロ解除キットなる物が販売されているではないですか
詳しくはドリ天見てもらえば一発で解ります
ここのキットは非常に良く出来ています

しかし私の中ではこの構想はとっくに出来上がっちゃっているんですよ・・・

記事にも書いてあるけど、電スロに頼ったアイドルアップしていると、低速域がぎこちないんですよね・・・

それが嫌でどうにかならないか考えていたんですよ
アイドルアップこそしないけれど、低速から高速、どんな踏み方をしてもビシッと決まるフィーリング!

そしてエンジンチェックは点かない!

温まってしまえば御覧の様に安定したアイドリングも可能です

モーターに頼ったアイドル制御をしていると、スロットルを戻し、再度踏んだ時のフィーリングがダメなんです・・・
これは絶対に解消出来ないはずです
エアコンを入れると御覧の様にドロップしてしまいます

電スロモーターの開度は6%になっているでしょ?

でも私のやり方ではアップ出来ないんですよ

あまりお金を掛けずにアイドルアップをさせるには、エアバルブを取り付けてやるのが良さそうです
倉庫に転がっていたFD3Sのターボコントロールに使っているソレノイドバルブがあったので、それを上手く流用して、簡単なエアコンオン時のアイドルアップを試してみます

エアコンリレーの所から電源を取ることにしました

このソレノイドは、二つの通気ポートがあり、通電していない時は遮断して通気せず、通電すると開放して通気するバルブです
エアフロ通過後で、更にブーストが掛からない場所で、エアを引き込むのに適当な所を探します

タービン側のパイプの1番奥の所に純正ブローオフ?の制御に使っているホースがありました

エアを引き込むにはちょっと心細い太さでしたが、まずはチャレンジしてみます
幸い、FDの部品取り車からハーネスがあったのでカプラーはゲット出来ました
黄→の所にあるのがFDのバルブね

つまりさっきの所からエアを取り出し、このバルブに繋ぎます
そしてもう一方にはインマニに繋ぎます

エアコンオンになったら通気して、エアを引き込みます
途中にチェックバルブを入れて、ブーストが掛かっても逆流しないようにしました これもFD純正品です♪
お次は冷間時用のバルブです

たまたま見かけた、軽じゃないジムニー用のエアコン用アイドルアップの物です

ジョイント部の太さも8パイ位あって、エアを引き込むにはピッタリだと思います

おまけに流量を調整出来るスクリューまで付いています

これで¥5,000です♪
ちょうどこれに合うカプラーが見つからなかったので、今度解体屋にでも行って探してきます

調整はマイナスドライバーで回せば簡単に出来ます

でも本当はエアコン用だからアイドルアップに充分な容量があるか解りません

足りなければツインでいくしかないかな
エアを引き込むニップルを取り付けします

レーシングサクションが付いていて、取り付けも簡単だったのでここにしました

本当はタンクに開けた方がいいかな?と思いましたが、これを外すのにかなり大変そうだったので、今回はここでということで・・・
スロットルの微調整があったので外したついでにここに穴を開けました

もちろん削りカスが入らないように注意しながら穴開けをしました

あんまり奥の方だとインマニ外さないと無理だし、ドリルも入れられませんからね
この様にバルブをセットしました

最悪、冷間時にこのバルブだけでは引き込みが足りない場合はもう一つ追加して、バルブ流量を調整するしかありませんね

問題の制御方法ですが、電動ファンコントローラーを使って、水温が設定した温度になるまでこのバルブを開かせ、設定を超えたらバルブを閉じるようにすれば良いのではないでしょうか?
海外製の温度センサーの使用も検討しましたが、この車、水温が90℃近くにならないとサーモスタットが開かない為、ラジエーターが温まってくれません

さすがに90℃までアイドルアップさせる必要はないですからね・・・これは却下です

そして今回はテストを兼ねて、あまったターボタイマーを使って制御しました

設定時間になったらバルブが閉じる仕組みにしました
それではエンジン始動です

正直、もうちょっとエアを引き込みたいですね~・・・

それでも630とか650位ですからね

イニシャルで800チョイだから150位は落ち込みますが、それでもなんとかエンストせずにアイドリングを保持しています
こんな感じです

冷間時は6%位開くんですね

でもタッチブレインでの表示だから確実な開度とは言えないけどね

試しにバルブを止めるとエンストしそうな位まで落ち込みました

ジムニーのバルブもう1個用意しようかな?
水温が結構温まると、この様に回転も上がってきます!

この状態だと水温90度位ですね

ここまで上がるのに約10分位でした



おや??? エンジンチェックが・・・
アイドルアップをタイマーにて制御して、落ち着いた所です

残念ながら何かの設定がダメで、エンジンチェックは点きましたが、概ね良好です

もうほとんど100系と変わりありません

もちろん戻した時の不快感や低速時の嫌なフィーリングは皆無です
知人の所でダイアグチェックをさせていただきました

アイドルアップを全く作動させない状態を保ち、一度フューズを抜いてエラーコードを消去させた状態でチェック

アイドルアップ無しであれば、私のやり方でどんな乗り方をしてもエラーが出ない事を確認できました♪
その後、アイドルアップをさせて、意図的にチェックランプを点灯させます

P1128 電スロボデーメカ系統・・・

スロットルバルブはスロットルセンサーによって開度をチェックされています

異常と判断すると電スロモーターのクラッチを遮断して動きを止める・・・

う~ん・・・結局スロポジの調整がダメなのかな?