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今回は当ホームページを見ていただいたお客様からの依頼で、GDBインプレッサに、オークションで購入した車高調を取り付け、アライメント調整をする事になりました
当店では持込での作業も喜んで承っておりますので、どんどんご相談くださいね
もちろん装着前にキチンとチェックしてから行ないます |
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中古品で最も気をつけなければならないのは、やはりダンパーからのオイル漏れや抜けですね
高い耐久性を持っているオーリンズでも、やはり３年以上も使っているとそれなりに痛みます
特にオークション等で購入した場合は、それなりに綺麗に清掃されているのがほとんどなので、多少のオイル漏れでも綺麗に拭き取ってしまっているのも結構多いんですよね |
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お客さんが言うには、走行約２万キロの物との事でした
まぁ、実際にメーターが付いている訳でもないし、タイヤの様に溝がある訳でもないからどうにでも言えちゃいますが。
しかしこのアッパーマウントのピロボールにかなりのガタが出ていました
２万キロ・・・ まぁこんなもんかな？
１０万位で買える安物はまずここがダメになりますよ |
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まずはアッパーマウントを外します
ショック先端のネジ部がかなり錆が酷かったですが、肝心なダンパー部は大丈夫そうでした
でも内部のオイルは相当汚れていると思いますけど・・・
ピロボールはユルユルで簡単にクルクル回っちゃいます
本当は硬くて力入れないと回りません |
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特に酷かったのはフロントでした
それにはキチンとした理由があります
インプレッサやシルビアの様にストラット形状の足回りは、ステアリングを切ると、このピロボールを軸にして回ります
路面からの衝撃を受けつつ、左右にも回転する訳ですから、痛みやすいのです
キャンバー調整用のボルトを外します |
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ここにガタがあると、ちょっとした段差でもコトコトと不快な異音がします
ひょっとしたら自分のも？ って人多いのではないでしょうか？
フルタップ式で車高調整用のロックが緩んでたり、オイル漏れを起こしていない場合は殆どがここが原因です
それではピロボールの取り出しです
まずは皿ビスを外します |
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なんとメチャメチャ固くってビクともしません・・・
なめてしまっては大変なので、ここはまずバーナーでビスを過熱します
こういう簡単なバーナーがあれば充分ですよ |
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熱くて触ったら火傷するくらいまで熱します
すると簡単にビスは回ってくれます
まぁ、ここが簡単に緩んだらそれこそ異音の原因になりますからねぇ |
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これがピロボールです
ちょっと潤滑剤をスプレーするだけでスルスルっと外れてくれます
たまに圧入タイプのもありますが、ここのはそうではありませんでした
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お次はリア側です
こちらはなんとアッパーマウントとピロボールを固定しているプレートのビスが固着していました・・・
同じくバーナーであぶって外しましたが、１本だけはダメで、仕方ないのでドリルで貫通させて引き抜きました |
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数日後に届いた新品のピロです
でも値段が高っ！！！
フロント１個 ナント￥９，０００！
リア １個 ￥６，０００です・・・
こないだオーダーしたレーシングギアのは１個￥３，５００ですよ・・・
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ちょっときつかったので、プレスを使いました
ほんのちょっとだけですけどね |
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無事にピロの交換が出来ました♪
後は元通り組み直していくだけです |
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ビスが緩まないようにネジロックを塗っておきます
また次回交換する時はバーナーであぶって外さないとね |
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準備が整ったのでお客様に来店していただき、交換をします
やっぱりGDBってカッコイイよね♪
今でも充分速いしね |
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純正からオーリンズへ交換です
フルタップ式ではなく、ヘルパーを使った普通のタイプです
お客様の希望で純正とほぼ同じ車高に合わせて欲しいとの事でした
でも一度装着してみないと分らないので適当な所に合わせてセットします。
フロントも同じく適当な高さにセットしてみます
その後タイヤを付けて車高を測定し、希望通りの車高へ調整します |
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無事に装着も終わり、アライメントをとって無事に終了と行きたかったのですが、やはり問題発生でした・・・
ピロ交換のおかげでコトコト音は皆無でしたが、大きなギャップでリアから ガタンッ！と異音が発生しちゃいました・・・
実はスプリングを外した状態で、リアのショックの伸縮をさせてチェックした時に、減衰調整ツマミを回しても殆ど変化が無かったんですよね・・・ |
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最高に硬い所へ回した時だけ極端にスピードが変化していたのです
オイル漏れや変なガタは無かったのでとりあえず良しとしましたが、おそらく何か問題があったのかもしれません
大きなギャップ以外は問題ありませんでした。
中古パーツの１番怖い問題がこれなんですよね・・・
お客様も納得していただいておりましたが、出来れば異音はして欲しく無かったですね・・・中古パーツは慎重に！
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