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スタッドレス試乗会


昨年も行ってきましたが、今回も某メーカーさん主催のスタッドレスタイヤの比較試乗会に行ってきました

昨年はウチの嫁と行ってきましたが、今回は日取りが悪く、自称 元レーシングドライバーの I を同行して行ってきました

某B社の最新モデルです

IN OUTと左右非対称パターンを採用しています

OUT側の大型ブロックでコーナーリング時の安定性を狙っているらしいです

IN側はサイプ(溝)を多くして雪上でのトラクション性を向上したらしいです
某Y社フラッグシップモデルです

昨年発売されたモデルですが、本当にお世辞抜きで良いタイヤです

国産タイヤに見られがちな剛性感に欠ける様なフィーリングは全くなく、とても安心感のあるタイヤです
Y社製のコンパウンドで造られたスリックタイヤです

溝の無いタイヤでどんな性能を出してくれるのでしょうか?

とても興味しんしんです

ラパンのマークと同じウサギの模様が入っていました
比較方法は、屋内のスケートリンクを全く同一の車種で、同じタイヤサイズ・空気圧で乗り比べます

私は午後の部のトップバッターでした

ゼッケン1です

同一条件か私が確認させていただきました

スタートラインに就いて合図を待ちます
旗が振られてスタートです

あまり大人しく走っても比較にならないので、わざとチョット踏み込んでの発進です

某B社・・・う~ん・・・?

某Y社・・・まぁまぁかな?

スリック・・・ダメだこりゃ

次は右曲がりのパイロンです
某B社・・・あれれ・・・?アンダーが・・・

某Y社・・・う~ん・・・まぁまぁかな?

スリック・・・ステアリングに重さを感じる!結構いいんじゃない?

スタート直後のパイロンでは、路面がスタート時のホイルスピンで、やたら濡れているので進入が非常に難しいです
スラローム状にパイロンを抜けると次は左の大きなカーブに差し掛かります

スラローム性

某B社・・・う~ん・・・

某Y社・・・まぁまぁ?

スリック・・・良いんじゃないの?
ここでどれだけステアリングを切れるかがポイントです
大きく切るとド・アンダーです・・・

次のストレートでのブレーキ性を確かめる為にはここでのスピードはモロに影響します

某B社・・・き・切れない・・・曲がらない

某Y社・・・まぁまぁじゃない?

スリック・・・全然良いよ!これ!
ここのライン取りで脱出速度がモロに決まります

スピードが最も乗るようなライン取りを狙って立ち上がるようにします

某B社・・・つまり横方向がダメって事?

某Y社・・・確かにステアリングに引っ掛かり感はあるね♪

スリック・・・他の二つとは明らかに違うね!
ここでいくらアクセルを強く踏んでもスピードは乗りません・・・

無駄にホイルスピンするだけです

某B社・・・う~ん、どこまでイマイチなの?

某Y社・・・うん!そこそこ加速するよ♪

スリック・・・脱出速度が高いから、踏まなくてもスピードが乗ってるじゃん♪
ブレーキングです

ABSが効いてゴリゴリ音がします

ここでは3種ともほとんど分りませんでした

進入速度がそれぞれ違うからです

距離が伸びた伸びないは、この条件だと無理ですね・・・
因みにレーシングドライバーI さんの走りです

現役を退いてから約10年経った現在でも走りのテクニックは流石の一言です

自分で、今日はサインを求められてもしないよ! と、しきりに言っていました
最後に4WD用のタイヤです

某B社と某Y社の最新モデルの比較です

残念ながら氷上でのテストが出来ないらしく、市街地での走行テストとなりました

乗り比べてすぐに分ったのは、ノイズの静かさです

そしてコーナーリング時の安定感や、突き上げ時の吸収性がとにかく某Y社が良かったです

この良い部分が、そのまま雪上で発揮されれば最高でしょうね

某B社は雪上での性能にこだわった為、あえて待ち乗り性は捨てた・・・なんて事も考えられるしね
ヤラセじゃないの?と感じてしまう程、圧倒的に某Y社が良かったと感じられた試乗会でした

出来る事ならば、タイヤ表面にイボが完全に無い常態で比較したかったです

本来はこのイボや表面の浅い溝は、おろしたての新品でも性能を発揮出来るようにと工夫されたものです

ですからこれがある上での比較はどうなのかな?と疑問に思うんですよね