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今回は車ネタからちょっとはずれて、私個人の趣味のお話です
御覧いただいているのは、虫かごです
そして何やらよく分らない物もたくさん散乱しております
事務所のデッドスペースに置いてあります
実はこれらは、オオクワガタの飼育セットです
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美味しそうな、あべかわ餅ではありません・・・
これは産卵木といって、交尾を終えたメスにタマゴを産卵させる為のセットです
今回、もうそろそろ卵と幼虫の取り出しをしないといけない時期なので、取り出す事にしました |
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この黒いのがメスです
因みに国産オオクワガタです
本格的なブリーダーが扱うような純血ではありませんが、楽しむにはこれらで十分です
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これがクヌギの木の産卵木です
10センチ位の太さで芯の少ない物を私は良く使います。
これを数本水に水没させて一晩ほど放置します
何故かというとこの木の中に害虫がいる恐れがあるためです
水没させて窒息死させます
その後日陰干しで乾燥させ、周りの皮をむいて、産卵木として使います |
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その産卵木を3本ほどケースに入れて、周りにマットを入れておきます。
そこにメス1匹と栄養価の高いゼリーを入れて約ふた月程待ちます
もちろんゼリーは無くなったら補充します
ガリガリ音が鳴っていたら木をかじっている証拠・・・つまり産卵してるって事。
オオクワは木の中に卵を産みつけます |
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木がボロボロになってきたらそろそろ割り出しです
木をエイッと縦に割ると中から幼虫や卵が出てきます
指の先の小さな幼虫がわかるかな?
幼虫の周りには木を食べた時に出来る食跡があります
この時期が遅れると親が幼虫をタンパク源として食べてしまう恐れがあります |
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通称プリンカップと呼ばれる容器に幼虫と先ほどの食跡を入れます
そしてそこに専用マット(とてつもなく臭く、発酵したした土)を入れます
そして数週間そこで育てて、幼虫が大きくなるのをまちます
矢印の先に小さく写っているのが生まれたばかりの幼虫です |
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これが比較的大きい幼虫
頭が非常に大きいのでおそらくオスですね
取り出す際は細心の注意をはらって扱います
素手でさわると病気になりやすいので割り箸でそっと運びます
特に私の指は仕事柄汚いのでよけいに注意が必要です・・・ |
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これが悪臭の強いマット
だけどこれをたくさん食べると大きく強くなるそうです
ここである程度育ったら、クヌギのオガにシイタケの菌を含んでいる、幼虫専用の食料の菌糸ビンに移し変えます
菌糸ビンで育てると、太く大きく育ちます。普通のマット飼育と比較して倍近く大きくなるんですよ |
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取り出した幼虫と卵はこの様に小分けしておきます
1匹だけ撮影のため、上にのせておきました
その後この子は土の中にもぐっていきました |
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今期現在取り出した幼虫&卵たち
Yは幼虫、Eは卵(egg)と分けておきます
全部で30個くらいかな?
まだ完全に割り出し終了していないから、もう少し増えるかな?
本日の割り出しはここで終了♪ |
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さてこちらは外国産オオクワのアンタエウスです
とっても大きくて幅広でカッコいいです
お客さんに見せるとみんなビックリします
数年前に純血のブータン産アンタエウスを持っていましたが、残念ながら昨年死んでしまいました・・・
因みにオオクワ等のドルクス系は寿命は3年位で長生きします |
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それに対しノコギリクワガタ等は越冬しませんので、数ヶ月で死んでしまいます
近くに定規ががあったので測ってみました
およそ8センチ!
ブータンのはもっと大きかったです
でもこれでも十分でかいですよ |
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相方のメスです
こいつもでかくて5センチオーバー!
でもアンタエウスは元々標高の高い涼しい地域で生息しているため、日本の気候に適していません・・・
だから上手く産卵してくれません
プロは部屋の一室を一年中22~23℃にエアコンをセットして適した環境を用意します 私はしてませんよ!! |
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頼むから産卵してくれ!!
何度も交尾させたのですが産んでくれません
アンタエウスは固く敷き詰めたマットに産卵をするので産卵木は必要ありません
今回これで3度目の強制交尾を決行します
狭く逃げ場のないビンにセットしました |
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警戒心の強いオオクワはカブトムシと違い、移動したりするとしばらく動きません
しかし時間が経つと触角で相手を確認しあい、相性が合えば段々とその気になってきます
食事以外はめったに出さない舌らしき物をベロベロだしています
双方共に興奮してるみたいです・・・ |
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上手く撮影できなくてごめん!
オスがおちん○んを出して見事に挿入しました!
オオクワは尻と尻を合わせて交尾します
その時の形はV字状になります
射精後、オスはぐったりとしてしばらく動けません・・・
その後メスを産卵セットに移動しておきます。 |
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これがV字状の交尾の姿です
オスもメスも触角を伸ばしてます
気持ち良かったのかな?今回はメスが積極的でした
さぁ!頼むから産んでくれよ!!
次回は幼虫たちを他の容器に移し替える所をお見せします
以上、矢野さんの趣味でした |