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切れ角UPスペーサー


カウンターのタイミングうんぬんかんぬんではなく、いい加減切れ角不足によるスピンにイライラしていたので、切れ角UPスペーサーをついに付けることにしました

たぶん付くでしょう・・・という安易な考えで付けたGPスポーツのナックルで、2回もギアボックスを壊していますからね・・・

正直トラウマになっていたんです
おそらく本来の移動量よりも遥かに多く移動させようとしていたんでしょうね

同じ失敗を繰り返さないためにも、まずは検証してみる事から始まります

ロック用プレートを外します

因みに1,2mm位ありましたよ

つまりその分増えるって事です

ビンボーチューンにはもってこいか?
まずは右イッパイに切った状態にしてみます

その時のストッパーまでの寸法を測定します

前回2回も痛い目にあってますからね
イマイチ理解が出来ない方のために説明しますね

右イッパイに切った状態です

この寸法分多くスライドさせる事が出来るんです

だけど残っているのにタイロッドのストッパーが当たってしまってめいっぱい切れないんです
ストッパー無しでめいっぱい切ると、ほらこんなに切れるんですよ!

こないだのテンションロッドのおかげで、当たるか当たらないかまで切れましたよ

ホイールの幅やオフセットによっては完璧に当たっちゃいますよね
測定しました

おや・・・

なんと8mm以上もあるではないですか!

つまりナックルやフェンダー内の加工さえ出来ていれば大幅なUPが可能って事ですね
使用するのはいつものGT-1製です

測定したらピッタリ5mmでした

タイロッドのネジ部にカラーを入れます

その時緩み防止でネジロックを塗布します

そしてシッカリ締めこみます
ここにこんな感じで付きます

これで解ったかな?

つまりタイロッドのストッパーが外側に5mmオフセットしたって事です

厳密にはロックプレートの1,2mmが追加されますから約6,2mmです

もちろんタイロッドエンド側は調整しないと思いっきりトーインになっちゃいますから調整は必須です
タイロッドを調整していない状態ですが、今度は左イッパイに切った状態です

因みに右タイヤね


タイロッドを6mm位短くしないといけないんですけど、とりあえず撮ってみました

つまりあまり切れていないって事解ります?
同じく左イッパイで左タイヤの図です

こっちはまだバラしていないから単純にラックの移動量全開での切れ角ね

うーん・・・まだまだ余裕あるのになぁ

でもあまり増やしすぎるとここのフレームにタイヤ引っ掛けて切っちゃいそうで怖いなぁ
今度は左側です

左にめいっぱい切った状態ね

こっちも8mm位ありました

同じくスペーサーを入れて、ふと気がついた事が・・・

あれ・・・?ストッパーに当たってないんだけど?
あ~・・・これね・・・

ナックルのストッパーが当たっちゃってるんだ!

ここに思いっきり当たった痕あるし

ここ削っていかないといくらラック側で移動量増やしても、ここが当たってたんじゃ意味無いよ・・・
そんで少しずつ接触する部分を確認しながら、サンダーで削っていきました

なんだかんだ言って結構削ったよ

でもやたらやりすぎるとタイロッドに負担が掛かりそうだから程ほどにしました

右側タイヤがメイッパイ右に切れた状態です

ここまで来ましたよ!

でもこれでトーイン調整したら確実に当たるんじゃないかな・・・

怖いからフレーム叩いて加工しよっと
5mm入れて、ナックルストッパー削って、フレームに当たらないくらいの所で、こんな感じです

まだ完全密着ではないです


つまり3mm位のワッシャーでもよかったのか?
解るかな?

取り付け前の右フルロック
暗くてごめん・・・

取り付け後です

増えているでしょ?
同じく左

取り付け前
取り付け後です

今の所大成功です♪
ステアリングの回転数は・・・

左フルロックです
取り付け後は140°位増えたかな?

結構ちがうよ!!!
同じく右フルロック!
同じくらい増えているよね?

これでだいぶスピンしなくて済むかな?

実際にトーの調整をした状態でここまで深く切れるようになりました

社外ピロテンションだと完璧にアウトでした!

今までにない深い角度でマジで嬉しいです

正直俺なんてヘタッピなんだけど、コーナーすぐ手前で流すようなかっこ悪いドリフトは嫌なんですよ・・・

やっぱり速いスピードで手前から行きたいじゃないですか!

今までの切れ角だと正直きつかったもんなぁ・・・